文化の違いを断片化させた写真や記録映像などを用いて表現。詩的な世界観を新旧の代表作から読み解く
インドネシアに生まれ、オーストラリアで育ち、アムステルダムに移住したフィオナ・タン。自身の経験から多様な文化圏の複雑さや多層性を、ドキュメンタリーやフィクションの映像作品、古い記録フィルムを組み合わせた作品などで表現するタンの新旧作品が集う大規模個展です。
写真、フィルム、ビデオ、デジタル機器など、異なるメディアを駆使しながら創り上げられる作品は、断片的な表し方が見る者の想像を膨らます詩のような世界観を持っています。根底には、文化の複雑さや多層性を完全に表現することができない事実を意識しながら、それでも作品にまとめて伝えていきたいという思いが潜んでいるのです。
本展では、注目を集めた2009年ヴェネチア・ビエンナーレ、オランダ館出品作、日本初公開となる《プロヴィナンス》、《ディスオリエント》など、新旧の代表作を展示。また、1Fホールでは、《興味深い時代を生きますように》と《影の王国》の2本のドキュメンタリーも上映します。
展覧会名 | フィオナ・タン まなざしの詩学 |
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会期 | 2014年7月19日(土) 〜 9月23日(火・祝) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 10:00〜18:00(本展会期中の木・金のみ21:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都写真美術館 2階展示室・1階ホール 目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 900円、大学生 800円、中高生・65歳以上 700円 |
公式サイト | https://topmuseum.jp/ |
問合せ | 03-3280-0099 |
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