約8割が日本初公開! 初期から晩年までの各スタイルを堪能できる回顧展
「形而上絵画」と称される神秘的な雰囲気の作品を描き、後のシュルレアリストたちに大きな影響を与えたジョルジョ・デ・キリコの画業を、未亡人の旧蔵品を中心にたどる回顧展です。
イタリア人の両親のもと、ギリシャで生まれたデ・キリコは、1912年にサロン・ドートンヌに2点の作品を発表して画壇デビュー。人気のない広場にマネキンを配すなど、謎めいた空間と事物で、背後に秘められた過去の記憶、思考、謎を描く作品は「形而上絵画」と呼ばれるようになりました。第一次世界大戦後の1918年頃から急に古典主義にスタイルを変更。1940年代からはバロック絵画やロマン主義絵画にも傾倒しますが、1960年代後半からは再び形而上絵画に戻り、様々な作品を手がけました。
本展では、2011年にパリ市立近代美術館に寄贈された未亡人イザベッラ・デ・キリコの旧蔵品、イタリアの各美術館、個人コレクション、国内の所蔵作品などを集め、油彩を中心に水彩、素描、彫刻など、各時代にまたがる作品約100点を展示します。その約8割は日本初公開のため、希少価値の高い展覧会です。
展覧会名 | ジョルジョ・デ・キリコ ―変遷と回帰 |
---|---|
会期 | 2014年10月25日(土) 〜12月26日(金) |
休館日 | 水曜(ただし12月3・10・17・24日は開館) |
時間 | 10:00〜18:00 ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | パナソニック汐留美術館 港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中高生500円 |
公式サイト | https://panasonic.co.jp/ew/museum/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。