篠山紀信展「快楽の館」

全作品が新作!美術館を舞台に魅せる幻想空間

  • 2016/08/24
  • イベント
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篠山紀信「快楽の館」2016 年 ©Kishin Shinoyama 2016
篠山紀信「快楽の館」2016 年
©Kishin Shinoyama 2016

斬新なアイデアや表現、ヌード写真などで知られた写真家、篠山紀信。1960年代から現在まで業界のトップを走り続ける篠山氏が、2012年から全国の美術館を巡回している個展と異なり、新しいコンセプトで撮り下ろした作品を展示するユニークで希少な企画展です。

裸体が創り得る表現に挑むべく、日本大学芸術学部の卒業制作からヌードを撮り続けている篠山氏は、本展でも全作品の主題をヌードで統一。1930年代の欧風個人邸宅を美術館に再生した同館の魅力を「《撮る欲望》をかきたて《撮る快楽》に浸れる場」と表現し、“原美術館で撮った写真を原美術館に展示する」というコンセプトのもと、約30人のモデルを起用して、展示替え休館期間に全作品の撮影を敢行しました。

本展では、5つの展示室でそれぞれ変化を持たせ、モデルの身体と空間が織り上げる、重層的で濃密な“快楽の館”を表現します。展示室、階段、庭、通常は非公開の屋上などを背景に撮影された作品のうち、何点かは撮影場所の壁に展示。写真の中のイメージと現実空間が交錯する幻想的で希少な鑑賞体験ができます。また、森村泰昌、宮島達男、奈良美智などの常設展示作品と篠山紀信によるコラボレーション写真作品も展示されます。

  1. 篠山紀信「快楽の館」2016 年 ©Kishin Shinoyama 2016
    篠山紀信「快楽の館」2016 年
    ©Kishin Shinoyama 2016
  2. 篠山紀信「快楽の館」2016 年 ©Kishin Shinoyama 2016
    篠山紀信「快楽の館」2016 年
    ©Kishin Shinoyama 2016

開催概要

展覧会名 篠山紀信展「快楽の館」
会期 2016年9月3日(土) 〜 2017年1月9日(月・祝)
休館日 月曜日(ただし9月19日、10月10日、1月9日は開館)、
9月20日(火)、10月11日(火)、12月26日(月)〜1月4日(水)
時間 11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 原美術館
品川区北品川4-7-25
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,100円、高大生 700円
公式サイト https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
問合せ 03-3445-0651

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