孤高の画家、山田正亮の50年以上の画業を振り返る本格的回顧展
ストライプの画面など独自の画風を追求した画家、山田正亮。美術の潮流に左右されず、50年以上にわたる画業で約5,000点もの作品を残した、孤高の画家の全貌を俯瞰する初めての本格回顧展です。
1929(昭和4)年に東京で生まれ、1943(昭和18)年に陸軍兵器行政本部製図手養成所に入所しますが終戦とともに退職。1949(昭和24)年に第1回日本アンデパンダン展に出品し、画家として本格的に活動していきます。画廊で個展を開催して高い評価を受けたほか、1974(昭和49)年にデュッセルドルフで開かれた「日本現代美術展〈伝統と現代〉」、1987(昭和62)年「第19回サンパウロ・ビエンナーレ展」、1994(平成6)年グッゲンハイム美術館の「戦後日本の前衛美術」にも出品しています。
本展では、主要作品を中心に広く画業を紹介。戦後から7年間にわたり制作した静物画の連作「Still Life」、40年続いた長期シリーズでストライプ、グリッド、クロスなどの組み合わせから成り立つ「Work」、単一な色彩で塗り込められた画面の縁から下層の別の色彩が覗く「Color」の3つのシリーズから、油彩画約200点、紙作品約30点を取り上げます。半世紀以上の画業を一望できる様式展開の見取り図や、実物が置かれたアトリエの雰囲気が感じられるスペースも設置。また、作品が出来上がるまでの試行錯誤がスケッチなどによって描かれた制作ノート約50冊も初公開される予定です。
展覧会名 | endless 山田正亮の絵画 |
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会期 | 2016年12月6日(火) 〜 2017年2月12日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし1月2日、1月9日は開館)、年末年始(12月28日〜1月1日)、1月10日(火) |
時間 | 10:00〜17:00(金曜日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京国立近代美術館 千代田区北の丸公園3-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
観覧料 | 一般 1,000円、大学生 500円 |
公式サイト | https://www.momat.go.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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