生誕100年 ユージン・スミス写真展

フォト・ジャーナリズムの歴史に名を刻んだ写真家

アメリカのグラフ雑誌『ライフ』における活動を中心に、太平洋戦争や水俣病などを丁寧に取材し、作品を通して世界に広く伝えた写真家ユージン・スミス。生誕100年を記念して、スミス自身が生前にネガと作品の保管を寄託したアリゾナ大学クリエイティヴ写真センターが所蔵するヴィンテージ・プリントを展観しながら、その活動やジャーナリズムの原点を見つめ直す回顧展です。

1918年、カンザス州に生まれたスミスは、17歳の時、ニューヨークで偶然出会った日系写真家の作品に強い感銘を受けて写真家を目指し、1939年、『ライフ』のスタッフとなります。戦争の悲惨で冷酷な現実を伝えるために太平洋戦争の戦地へ派遣され、1945年に沖縄で、戦闘に巻き込まれて重傷を負いました。復帰してからは、「カントリー・ドクター」、「助産師モード」など、人に寄り添ったフォト・エッセイを『ライフ』を通じて発表します。日本とも関わりが深く、巨大企業を取材した「日立」、公害汚染に苦しむ漁民たちにフォーカスした「水俣」などを手掛け、高く評価されました。

本展では、アリゾナ大学クリエイティヴ写真センターが所蔵する作品約150点が集結。1934年から1943年までの初期作品、取材中に負傷した「太平洋戦争」、フォト・エッセイの「カントリー・ドクター」、「スペインの村」、「助産師モード」、「慈悲の人」など、貴重な作品の数々が展示されます。最後のシリーズで、世界に公害を広く知らしめた「水俣」もあり、写真家としての活動の全容が見て取れます。フォト・ジャーナリズムの歴史に偉大な足跡を残したドキュメンタリー写真家のジャーナリズムへの姿勢が強く伝わる展覧会です。

ウォーターライドのカップル,ニューヨーク郊外,1941年 ©2017 The Heirs of W. Eugene Smith
アンドレア・ドリア号の生存者を待つ, ニューヨーク,1956年 ©2017 The Heirs of W. Eugene Smith
巨大な鉄製暗渠の検査,日立,1961年頃 ©2017 The Heirs of W. Eugene Smith
建設現場のシュヴァイツァー,ガボン,1954年 ©2017 The Heirs of W. Eugene Smith
発煙手榴弾で追い立てられる民間日本人,サイパン,1944年 ©2017 The Heirs of W. Eugene Smith

作品画像はすべて ©2017 The Heirs of W. Eugene Smith

5組10名様「生誕100年 ユージン・スミス写真展」チケットプレゼント

本展チケットを抽選で5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は下記の応募フォームにご入力いただき送信ください。
なお、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
締切:2017年11月23日(木・祝)

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開催概要
展覧会名 生誕100年 ユージン・スミス写真展
会期 2017年11月25日(土) 〜 2018年1月28日(日)
休館日 月曜日(ただし1月8日は開館)、12月29日(金)〜1月1日(月・祝)、1月9日(火)
時間 10:00〜18:00
※木・金は20:00まで、1月2日(火)・3日(水)は11:00〜18:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京都写真美術館 地下1階展示室
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 [MAP]
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,000円、学生 800円、中高生・65歳以上 600円
※第3水曜日は65歳以上無料
公式サイト http://topmuseum.jp/
問合せ 03-3280-0099
2017年11月更新