隔年で開催される公募展。新感覚の焼き物が集う
虎ノ門の高台に立つ智美術館。創立者である菊池智氏の現代陶芸コレクションをもとに2003年に開館しました。同感では現代陶芸の普及事業として、隔年で陶芸の公募展「菊池ビエンナーレ」を開催。本展ではその7回目の審査結果を報告し、受賞作品の紹介を行います。
「21世紀の陶芸界の新たな展開を探る」ことを目的とした菊池ビエンナーレは、開館の翌年の2004年に第1回を開催しました。今回の公募は2017年6月末に締め切られ、322点の応募がありました。一次の画像審査、二次の作品審査の結果、52点が入選、そのうち5点が入賞しています。大賞は、2016年の第9回現代茶陶展でTOKI織部大賞を受賞した和田的氏「表裏」。優秀賞は、2015年の第6回菊池ビエンナーレでも優秀賞を受賞した津守愛香氏「人魚仏」。奨励賞は3人が受賞。2016年の第64回日本伝統工芸展で鑑査委員を務めた田島正仁氏「彩釉鉢」と、金沢卯辰山工芸工房で制作している釣光穂氏「Ivy」、そしてイギリス、ドイツ、フランスなどで作品を発表している中田雅巳氏「SEN」です。
今回の審査には、九州国立博物館副館長 伊藤嘉章氏、東京国立近代美術館工芸課長 唐澤昌宏氏、陶芸作家 杉浦康益氏、陶芸作家 前田昭博氏とともに、館長の菊池節氏、学芸部長の花里麻理氏が加わり、6人で行われました。
展示期間中には、受賞作家や審査員、学芸員によるトークのほか、大賞を受賞した和田氏によるワークショップも開催されます。
展覧会名 | 第7回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今> |
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会期 | 2017年12月16日(土) 〜 2018年3月18日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし祝日は開館、翌火曜日休館)、12月28日(木)〜1月1日(月・祝) |
時間 | 11:00〜18:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 菊池寛実記念 智美術館 港区虎ノ門4-1-35 西久保ビルB1F >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,000円、大学生 800円、小中高生 500円 |
公式サイト | https://www.musee-tomo.or.jp/ |
問合せ | 03-5733-5131 |
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