ひと・人・ヒトを幸せにする広告 - Good Ideas for GoodⅡ- 展

同性愛、障害、老い……人間の多様性への社会課題に広告でチャレンジ

  • 2018/04/18
  • イベント
  • アート

バナービジュアル

広告が持つコミュニケーション力に着目し、環境、医療、差別など、抱える社会課題の解決に取り組んでいる世界の広告。その中から人間性をテーマに優れた作品を紹介し、広告がどういった内容で課題解決に取り組んでいるかを掘り下げる企画展です。2016年に開催された特別企画展「世界を幸せにする広告−GOOD ideas for GOOD−」に続く、第2弾となります。

コミュニケーションは、現代社会に多くの気付きを与えてくれるとして、近年ますます重要視されています。海外では、広告コミュニケーションが広く浸透しており、広告で様々な社会の課題にチャレンジしてきました。2016年には、メタルバンドが小児がんの子どもたちへの支援のために、入場時に散髪した髪の毛を代金として入場券を購入できる野外フェス「Hair Fest」を開催した広告が話題となりました。
 Humanity(人間性)も各国が抱えている社会課題です。老い、障害、同性愛、宗教など、何気ない日常の中で気付かない間に偏見や誤解が生まれている事実や、寛容や平和への訴えを見る人に伝えます。どんな人も自分らしさを貫き、夢や目標を懸命に追いかけられる、多様性を認める寛容さをアイデアに富んだ表現で作品化している点に注目です。

本展では、イギリスのチャンネル4が制作した、障害に対する認識を変えることを目的としたパラリンピックのテレビCM「We're the Superhumans」や、DIAGEOが制作した、ファッションを通し平和へのメッセージを発信するコンゴの紳士集団サプールを描いたギネスビールのキャンペーン。オーストラリア・ニュージーランド銀行が制作した、社会的偏見をなくし、誰もがためらいなく手をつなげる未来を呼びかけたテレビCM「#ぎゅっと手をつなごう(#HoldTight)」、年齢や役割などに縛られずに自由に装う女性を応援するキャンペーン「わたしは、私。」など、幸せを求めて力強く生きる「ひと・人・ヒト」を勇気づける国内外の広告を紹介します。

  1. We're the Superhumans / Channel 4
    We're the Superhumans
    Channel 4
  2. #ぎゅっと手をつなごう(#HoldTight)/オーストラリア・ニュージーランド銀行
    #ぎゅっと手をつなごう(#HoldTight)
    オーストラリア・ニュージーランド銀行

開催概要

展覧会名 ひと・人・ヒトを幸せにする広告 - Good Ideas for GoodⅡ- 展
会期 2018年4月14日(土) 〜 7月14日(土)
休館日 日曜、月曜(ほか不定休あり)
時間 11:00〜18:00
会場 アドミュージアム東京
港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留 
入場料 無料
公式サイト http://www.admt.jp/
問合せ 03-6218-2500

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