一つの楽曲と複数の映像作品が織り成す「音楽建築空間」
普段親しんでいる音楽を、音色、音域、音量、リズムなどの要素を組み合わせてデザインされた構造物(アーキテクチャ)と定義。ミュージシャンが書き下ろした曲に合わせて、作家たちが映像、アニメーション、ダンス、グラフィック、広告、イラストレーション、プログラミング、メディアデザインなど多方面の領域を横断しながら映像作品で表現する企画展です。
本展のディレクターは、ユニクロのウェブディレクションやNHK教育番組『デザインあ』のディレクションなどを行い、ウェブ、インターフェース、映像の分野で高く評価されている中村勇吾が担当。音楽は、Cornelius(コーネリアス)として活動する傍ら、国内外のアーティストとのコラボレーションやリミックス、プロデュースなどを行っている小山田圭吾が、音楽の構造に着目した新曲「AUDIO ARCHITECTURE」を書き下ろします。会場は、自由な発想や現代的要素を取り入れるバランス感覚が国際的に高く評価されているインテリアデザイナーの片山正通(Wonderwall)が担い、一つの楽曲と複数の映像作品が繰り返し再生されるダイナミックな「音楽建築空間」を構築します。
ディレクターの中村勇吾は、音楽についてこのように捉えながら、本展について次のように語りました。「音楽は、目で視るのではなく耳で聴くもの、そこに在り続けるのではなく今この瞬間から過去へと流れ続けていくものです。このような時間軸上の聴覚体験、という知覚モードの特殊性から、私たちは、音楽を、この視覚中心の空間世界からは遊離した、なにか別種の、特別なもののように感じています。(中略)音楽を、音楽以外のメディアによって表現し尽くすことは不可能です。しかし私たちは、それが不可能であるからこそ、敢えてそこに接近しようと試みたり、互いに呼応し合うなにかを見出そうとしてしまうのだと思います。このAUDIO ARCHITECURE 展も、そのような願望の歴史の延長線上にあります」。
展覧会名 | 21_21 DESIGN SIGHT企画展 「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」 |
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会期 | 2018年6月29日(金) 〜 10月14日(日) |
休館日 | 火曜日 |
時間 | 10:00〜19:00 ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2 港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
入場料 | 一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円 |
公式サイト | https://www.2121designsight.jp/ |
問合せ | 03-3475-2121 |
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