出展される全61作品、日本初公開
“美の殿堂”歴史上初・世界初の大規模所蔵作品展が日本で!
イギリスが誇る世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリー。ヨーロッパ絵画を網羅する質の高いコレクションで知られる同館が、その200年近い歴史で初めて、これまで世界のどの場所でも開催したことがない大規模な所蔵作品展を日本で開催。
ロンドン中心部、トラファルガー広場に面して建つロンドン・ナショナル・ギャラリーは、イギリスを含む幅広い地域と時代のヨーロッパ絵画を網羅し、13世紀後半から20世紀初頭までの約2300点の作品を所蔵。年間の来場者数は世界の美術館・博物館でもトップ10に入る約600万人超を誇る。しかし、同館はまとまった数の作品を貸し出すことに慎重で、これまでイギリス国外で所蔵作品展が開催されたことは一度もなかった。選りすぐりの傑作61点を一挙に公開する本展は、史上初めての機会で、歴史的な展覧会といえる。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーの最大の特徴は、幅広く質の高い“西洋絵画の教科書”とも言われるコレクションだ。フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》、レンブラント《34歳の自画像》、ゴッホ《ひまわり》などの世界的傑作も多く所蔵する。
本展では、その中から重要な絵画の流れを追うように7章立てで紹介。同館のコレクションの中核をなすイタリア・ルネサンス絵画、レンブラントやハルス、フェルメールといった巨匠のオランダ絵画、肖像画の確立に決定的な役割を果たした画家ヴァン・ダイクとの比較によるイギリス肖像画、18世紀に上流階級で流行した「グランド・ツアー(イタリア旅行)」を通じたイギリスとイタリア間の芸術文化交流の諸相、スペイン独立戦争などの歴史を通して観るスペイン絵画、18世紀後半から隆盛した新たな美の価値観「ピクチャレスク」と風景画、そして最後に、イギリスの視点から紐解く印象派、ポスト印象派まで、まさに“西洋絵画の教科書”の如き展開で珠玉の名品群を追う。
世界初となるこの展覧会、かなりの混雑が予想されるが、ぜひ気合いを入れて一生に一度の機会を満喫したい。
展覧会名 | ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 |
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会期 | 2020年6月18日(木) 〜 10月18日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし7月13日・27日、8月10日、9月21日は開館)、9月23日 |
時間 | 9:30〜17:30(金・土曜日は21:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 国立西洋美術館 台東区上野公園7-7 |
観覧料 | 一般 1,700円、大学生 1,100円、高校生 700円 ※日時指定予約制 ※6月18日(木)〜6月21日(日)は、前売券・招待券・無料観覧対象者のみ入場可 ※詳細はこちらをご確認ください |
公式サイト | https://artexhibition.jp/london2020/ |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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