特別展「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」

※本展覧会は再開催となりました

本物と見紛うスーパーリアリズムから、独特の空気感を醸し出す作品まで驚きと感動が入り混じる超写実絵画の世界へ…

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世界初の写実絵画専門美術館として2010年千葉県に開館したホキ美術館。その“写実絵画の殿堂”が所蔵する作品の中から、選りすぐりの約70点を一堂に集めた展覧会が開催。

見たままをそのまま忠実に描くことを基本にしながらも、作家の数だけ描き方がある写実絵画。瞬時にデジタル写真が撮れる時代にあって、作家は一筆一筆に想いを乗せながら、時には1年をかけて1枚の作品を仕上げるなど、写実絵画には現実以上の感動をよぶ何かが込められている。いま、写実絵画はブームともいえる盛り上がりを見せており、本展はその人気を牽引する個性豊かな凄腕の作家たち約30人の作品が、同時に鑑賞できる絶好の機会となる。


ホキ美術館の創立者・保木将夫が写実絵画のみを蒐集するキッカケとなった森本草介の作品は、抒情性豊かなセピアトーンに包まれた画面構成が特徴で、制作点数が少なく、市場での評価額が最も高い画家の一人としても知られている。また、「写実は哲学」と謳い、真摯に写実を貫き続ける野田弘志や、写実はあくまでも対象を心で把握し得た者だけに許される天与の産物であるとする中山忠彦ら、ホキ美術館を代表する作家の作品が出品される。
 また、伝統的な写実技法を使いながらも、さまざまなテーマや技法にチャレンジし続ける五味文彦の静物画や動物画、女性の瞳の奥や黒板に描かれたチョークの跡など、本物と見紛うほどの超写実技法を駆使する石黒賢一郎の作品、卓越した光の表現で美しい女性像を描く島村信之の新境地である昆虫類の絵画など、一口に写実といっても実にさまざまなモチーフや表現方法があることが、本展から読み取れるはずだ。

ただ細密に描かれているだけではない、写真や映像とは違った存在感を醸し出す写実絵画。サイズの大きな作品が多く出品されるので、作家の一筆一筆に注目しながらその緻密な世界を堪能したい。

生島浩《5:55》2007〜2010年 油彩・キャンバス
野田弘志《聖なるもの THE-W》2013年 油彩・パネル・キャンバス
五味文彦《いにしえの王は語る》2018年 油彩・パネル
石黒賢一郎《存在の在処》2001〜2011年 油彩・パネル・綿布
島村信之《幻想ロブスター》2013年 油彩・キャンバス
開催概要
展覧会名 特別展「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」
会期 2020年6月11日(木) 〜 6月29日(月)
※本展は、会期途中で中止となった前展「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵(2020年3月18日〜5月11日)」と同じ展示内容で再開催するものです
休館日 ※公式サイトをご確認ください
時間 10:00〜18:00
※変更の可能性あり
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
入館料 一般 1,600円、高大生 900円、小中生 600円
※前展(2020年3月18日〜5月11日)の招待券で入場可能
公式サイト https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_choshajitsu2.html
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2020年6月2日更新