表参道駅から徒歩数分。新潟館ネスパスの地下1Fにあるのが「新潟・食楽園」。

ランチは、へぎそば、真鯛の炙り丼、塩引き鮭を使った海鮮チラシなど、新潟の味覚が楽しめるメニューばかり。どれにしようか迷ったら、少し高めだが名物から甘味まで1つに収まる新潟御膳をオーダーしてみては？
 汁物含めて11品と品数の多さに唖然！　生マグロの刺身は生ならではの濃厚な旨味に浸り、肉厚のブリの塩麹焼きは大根おろしとレモンでさっぱりといただく。B級グルメのタレカツは軽快な食感、小鉢の海鮮おからは魚のアラを使っていて骨まで食べられる。
 「見た目は地味ですが、一番手がかかっているかもしれません」とリーダーの名古屋妙子氏が話すのは、もち豚の角煮。大根やこんにゃくはだし強めで角煮は甘辛と、素材ごとに煮方を変えているのだとか。これらのオカズをまとめ上げるのは、コシヒカリのおにぎり。モッチリした旨味が美味しく、冷めた状態でもほのかに甘味がある。

夜は40種類の日本酒と一品料理が主体に。青山散策のついでに郷土の味を楽しむのもオツだ。

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1. 新潟が誇るB級グルメ、タレカツ丼。甘辛いタレにくぐらせた薄いトンカツだけがのっており、卵とじとは一線を画す。サクサクのカツと甘く粘りのあるコシヒカリが絶妙にマッチ。同店ではランチ、ディナーともに扱っている
2. 古い引き戸を間仕切りに、民芸調のイスが並ぶ店内は和モダンな雰囲気。カウンター、テーブル席、ソファー席、座敷と席のバリエーションが豊富で、仕事でも遊びでも多様な使い方ができそうだ

南北に細長いため地域差が大きいです

まじめで穏やかな人が多く、地元愛も強めです。南北に細長くて海と山に面した地形から、魚沼地方は山菜や米、佐渡島は魚介と特産品の種類も豊富。お正月には里芋を人参、ごぼう、椎茸、貝柱、鶏肉などと煮た“のっぺ”が振る舞われます。山間部は味噌を使った料理が多く、沿岸部は醤油をよく用いるため、味付けや好む風味も地域により異なりひとくくりにできません。逆にその地域差が魅力となっています。

コレぞ、ふるさとの味！ご当地で愛される品

かぐらいおん南魚沼産のかぐらなんばん（唐辛子）を原材料とした、味噌ベースの調味料。味噌の甘さと唐辛子の辛味の後に感じる梅肉の酸味がポイント。天ぷら、フライ、餃子、豆腐などにかぐらいおん　150ml　税込432円/インターウィンドウ株式会社