シコシコうどんと活きのいい魚が自慢! せとうちの味をフルに楽しめる食処

香川県・愛媛県せとうち旬彩館 かおりひめ(新橋)

  • 2015/04/15
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鯛定食鯛定食 税込1,240円(ミニうどん、小鉢3品、香の物付き)

新橋駅から徒歩1分に建つ、香川県と愛媛県の共同アンテナショップ「せとうち旬彩館」。2Fの和食処「かおりひめ」は、店で手打ちされる讃岐うどんや産直魚介に引かれて、昼も夜も大賑わい。

居酒屋となる夜と異なり、昼はうどんと和定食がメイン。その両方が味わえると人気なのが、鯛定食。白飯の上に鯛の刺身をのせて、だし、醤油、みりんなどを混ぜた特製タレ入りの溶き卵をかけて混ぜて食べる。昔、伊予水軍や漁師たちが船上で酒盛りをした際に考案したという愛媛県宇和島地方の郷土料理だ。

たっぷりご飯、鯛の刺身が5枚、ご当地卵「媛っこみかん卵」、特製タレ、唐揚げ2個、さつま揚げ煮物、冷奴、香の物とお盆の上にはお皿がぎっしり。卵汁を流しいれ、鯛入り卵かけご飯を一口。だしの風合いの中で鯛の刺身がモッチリして美味しい。瀬戸内海の魚は強い水流の中を泳いでいるため、歯ごたえのある刺身になるという。鯛のアラでとっただしとコクの強い卵がナイスマッチ。すするように食べ進めてしまう。

2003年に開店してから長い年月が経ち、今や県民よりも一般客に広く愛されている。奥深いだし文化と山海の幸を味わいながら、遠く瀬戸内に思いを馳せたい。

  1. ぶっかけうどん
  2. 焼豚玉子飯
  1. 温冷ともにある「ぶっかけうどん(税込520円)」は飲んだ後の〆にも良さそう。薬味の葱も地元産、つゆはイリコだしと、郷土愛に満ちた味を豪快にすすりたい
  2. 愛媛県今治市のB級グルメでB1グランプリにも入賞した「焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし・税込830円)」。ご飯に薄切の煮豚をと半熟の目玉焼きをのせ、焼豚のタレで味付けした丼であるこの料理は、中華料理店のまかないから生まれた
文化的な県境は瀬戸内と宇和島の間にあり
かおりひめ店長 松山秀典氏かおりひめ店長 松山秀典氏
1Fには1600以上の特産品を用意。2Fかおりひめでは、讃岐うどんや鯛飯などの郷土の味、たまり醤油で味わう刺身、豊富な地酒など、現地そのままの味が楽しめます
日本一小さい香川県と、東西に細長い愛媛県。両県とも瀬戸内海に面したエリアは温暖な気候のなか、人々ものんびりした雰囲気。四国経済の中心地、高松に近づくほど、物事をはっきり言う人が増える傾向が。逆に、高知県と接する宇和島地方は、奥ゆかしく人情味あるおせっかいな人が多い。100万円あったら、香川県民は貯金、徳島県民は投資、愛媛県民は商売、高知県民は飲み代にするという四国4県の県民性を表す例え話もあるとか。
[香川県] コレぞ、ふるさとの味!ご当地で愛される品
 白小路(白味噌)
白小路(白味噌)京都など、西日本で雑煮などに使われている白味噌。香川県民はこれを普段使いするのが一般的。名前の通り、白っぽい色合いで甘味が強い。雑煮には、白味噌仕立てに餡子入りの餅を合わせるという 白小路(白味噌) 500g 税込648円/(株)イヅツみそ
[愛媛県] コレぞ、ふるさとの味!ご当地で愛される品
伊予のみそ(麦味噌)
伊予のみそ(麦味噌)米ではなく麦麹の味噌を使う愛媛県民。原料のはだか麦は生産量日本一を誇る。香りも甘味も強いが、おでんにはこの味噌を出し汁で溶き、からしを加えた専用の「おでんみそ」が欠かせない伊予のみそ(麦味噌) 600g 税込398円/ギノーみそ(株)

基本情報

店舗外観
名称 せとうち旬彩館 かおりひめ
所在地 港区新橋2-19-10 新橋マリンビル2F
電話番号 03-5537-2684
営業時間
ランチ
11:00〜16:30(L.O.)
ディナー
17:00〜22:00(L.O.)
定休日 年始
公式サイト https://www.setouchi-shunsaikan.com/

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