ほんのり甘い割り下で味付けた半熟卵の上に、さらに生卵の黄身を落とした濃厚リッチな親子丼。滋養たっぷりの“こだわり卵”を贅沢に使い、具は弾むような食感の地鶏“赤どり”のみで勝負。地鶏と軍鶏の店「たけはし」自慢の昼飯だ。

橙色にツヤ光る黄身をほぐしてご飯に絡めて頬張ると、新鮮卵の濃い甘みが豊かに膨らんで口福。喉越しで味わうみずみずしい仕上がりながら、卵とご飯の分量がきちんと計算されていているため水っぽくなく、まろやかなコクを堪能できる。

薬味にもこだわって、京都祇園“原了郭”の黒七味、京都錦市場“ぢんとら”の柚七味と山椒を卓上に完備。好みの薬味を振ったら、丼のフタを閉めて待つこと30秒。薬味の香りが満遍なくうつったところで匙を入れるのが店推奨の食し方だ。初回は黒七味をまず。複雑な芳香と辛みに卵の甘みが一層引き立って格別の美味しさだ。

1. 夜は和モダンな“たけはし流” 地鶏料理が真骨頂。メインには富士山の溶岩で焼いた丹波地鶏や鍋料理が一押し。たっぷりのネギと食べる地鶏は旨味もひとしお。また、コラーゲンスープのビューティー鍋「しろ炊き」ははまること必至だ。具につくねなどを入れてたっぷり食べたら、〆はちゃんぽんか雑炊で！
2. ライブ感を楽しめるオープンキッチン前の一枚板カウンターはたっぷりと幅があり、皿数が増えても手狭にならない。イスの座面も広く、ゆったりと寛げる