麻布警察署の裏にある「ぶどう酒食堂さくら」。ワイン輸入会社がもっとワインに親しんでほしいとワインショップとともに開店させたレストランだ。

直径20cmほどのピッツァには、紅芯大根、九条ねぎ、山芋、さつまいも、マッシュルームが盛り付けられ、大きくカットされた芋類が重くて上手に持ち上げられないほど！　カラフルな見た目にワクワクしながらパクリ。弾力のある生地はちょうど良い焼き具合。低温で15時間ほど発酵した後に冷蔵庫で一晩寝かせた生地をピッツァイオーロ（＝ピッツァ職人）が焼き上げている。生地本来の旨みに野菜の甘さやチーズの塩気がベストマッチ。野菜主体だからか、意外なほどあっさり食べられる。

食材にもこだわっており、野菜は三浦半島、魚介は宇和島の漁師から旬のものを直送してもらっている。パスタは乾麺と自家製生パスタから選択でき、生パスタは大きな筒状の「パッケリ」、ショートパスタをひねった「ルスティッチ」など常時6種類がそろう。生パスタの種類変更や大盛は無料でできる。

1. ハッピーアワーと銘打ち、平日11:30〜17:30まで赤・白グラスワインがなんと税抜310円！ワインリストは税抜2,000〜4,000円を中心に50種類、併設のワインショップに並ぶ1,000種類ものワインの中から選んで持ち込むことも可能だ（持ち込み料 税抜2,160円）
2. イタリアの老舗ジャンニ・アクント社が手作りした薪窯は熱の対流がよく、カリッ＆モチッに焼き上がる
3. 「気軽にワインを楽しんでほしい」と話す、店長の宮崎美智子氏。フロアスタッフの大半はソムリエで、ワインショップの業務も行う