名店の職人技で普遍から非凡の味に
主菜から漬物まで味わい深い和定食

帰燕(赤坂)

  • 2014/4/14
  • ショップ
  • グルメ
  • ランチ
週替わり定食(主菜2品、刺身、小鉢、汁物、香の物、ご飯) 税込1,600円※写真は、豚肉の生姜焼き、秋鮭の塩焼き、マグロのごまだれかけ、卵豆腐、豆腐と三つ葉の味噌汁、香の物、ご飯週替わり定食(主菜2品、刺身、小鉢、汁物、香の物、ご飯) 税込1,600円
※写真は、豚肉の生姜焼き、秋鮭の塩焼き、マグロのごまだれかけ、卵豆腐、豆腐と三つ葉の味噌汁、香の物、ご飯

六本木通りから1本入った裏路地にたたずむ「帰燕」。著名人から舌の肥えたワーカーまで幅広い顧客の支持を集める正統派日本料理店だ。そんな名店の味がランチでは破格値で口にできる。

昼は週替わり定食だけの一本勝負。主菜は自家製サバ一夜干しや若鶏甘酢あんかけなど、一般的な内容といえる。食材に頼らず技術で勝負することを信条とする板長の石塚啓晃氏は、「限られた予算と素材で作る定食は戒めのようなもの。夜の余りなどは使わず、一から丁寧に下処理をしています」と話す。定食を食べた秘書の薦めで役員が接待利用するなど、その味に心打たれた人が新たな人を呼び、名店と呼ばれるまでになった。

いざ実食。唯一不変のメニュー、マグロのごまだれかけは、赤身にコクのあるタレが絡み、本わさびの辛みがピリリと効く。外はカリッと焼けているが中はしっとりジューシーな鮭は、これだけでご飯一膳食べられそう。厚さのある切り身なので、食べごたえもバツグンだ。卵豆腐は濃厚なかつおだしのタレにゆずが入っていて、爽やかな酸味が心地よい。だし一つで味が抜群に良くなると実感できる。新潟コシヒカリのご飯は艶があってホカホカ。

普通だけど普通じゃない。丁寧な職人技が味にきちんと伝播した定食で和心に触れるひとときを楽しみたい。

日本酒/店内
  1. 日本酒は、山口の「獺祭」、新潟の「久保田 萬寿」、福井の「黒龍 大吟醸 龍」など、日本料理に合うような辛口のラインナップ。シャンパンやワインなども専用のセラーで管理がなされている
  2. 店内はカウンターが6席、ハイチェアのテーブル席4席があり、ビジネスランチでは相席が一般的。別室で個室もあり、懐石ランチの際はこちらで供される。ランチは13時ラストオーダーと短いので早めに来店したい

基本情報

店舗外観
名称 帰燕
所在地 港区赤坂2-18-8
電話番号 03-3505-0728
営業時間
昼の部
月〜土
12:00〜15:00(コース料理)(L.O. 13:00)
月〜金
11:30〜13:00(定食)
夜の部
18:00〜23:00(L.O. 21:00)
定休日 日祝
公式サイト https://www.akasaka-kien.com/

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。