六本木グランドタワーに面した路地にあり、蔦で覆われた外観が目立つ「ソイ六本木」。タイ人シェフによる本場の味が平日は850円から味わえるとあってワーカーや近隣住民で賑わう。

人気は、王道メニューが一度に食べられるカオ・ガパオ・ガイ（以下、ガパオ）とカオ・マン・ガイのハーフ＆ハーフ。ガパオはホーリーバジルを使って香りをたたせ、ナムプラーもしっかり投入。辛味のきいた本場らしい味だ。
　カオ・マン・ガイは、しっとり柔らかい部位とプリプリの部位があり、タイ醤油ベースのスパイシーなタレで旨味がグッとアップ。単品で注文した場合は、ゴマ油の入ったマイルドなタレも追加されて2種類楽しめ、ご飯はジャスミンライスの白米からチキンライスになる。大盛りは150円、パクチー増量は100円増し。

ガパオなどの定番6種類のほかに、まだ日本であまり知られていない現地の料理を紹介するべく、月替わりメニューを追加。タレー・ナムプリック・パオ（シーフードの辛みそ炒め）、パネーン（レッドカレー炒め）、カオソイ（ココナツミルクのカレーラーメン）などを展開してきた。辛さ調節だけでなく、パクチー抜きといった食材アレンジもできるアットホームな店で、新しい味に挑戦してみては？

1. お弁当も人気。平日は、カオ・ガパオ・ガイが驚きの税込500円！　カオ・マン・ガイ、パッ・ポン・カリー、パッ・タイ（写真）は各税込650円。自家製タマリンドソースで手早く仕上げたパッ・タイは甘く、ナッツや厚揚げ、たくあんなど多彩な食感を楽しめる
2. カウンターを中心に全17席とコンパクトな店内。印象的なランタンや外観の蔦が透けて明るいテラスなど、アジアンムードが漂う
3. スタッフは全員タイ人。北部チェンマイと東北部イサーン出身の2人のシェフは、ユニークなTシャツを身に付け、お客とのコミュニケーションにも積極的。突然、タイ語講座が始まることもあるとか