けやき坂の坂上にある「37ステーキハウス＆バー」。本場ニューヨークスタイルの熟成肉を炭火で焼いたステーキが自慢だが、ランチはリーズナブルにグリル料理を味わえるとあって、ワーカーの支持率が高い。

人気はハンバーグやバーガー、リブステーキなど。牛肉の旨味を手軽に味わうなら、オーストラリア産牛肉を使った“ステーキ丼”がオススメだ。
　シックな黒の器に、カットされたステーキが鎮座。付け合せにクレソンやしし唐、パプリカなどが収まり、ふんわり盛られた白髪ネギで彩りもいい。咀嚼するうちに肉の旨味が濃縮し、柚子胡椒ソースの辛味で全体がピシッとしまった味わいになる。ミディアムレアなので、外側はカリッとしながら中はしっとりと柔らかく、その対比も美味しい。

炭は気温や湿度の影響を受けやすいため、専門の焼き手が担当。素材の味を引き立てるために沖縄の“粟国の塩”を使い、遠赤外線でじっくりと焼成している。
　サラダ、スープ、焼き菓子とジェラート3点盛りのデザートなど、プラス税込200〜300円のサイドメニューもそろっており、コース仕立てでゆったりランチを楽しむのもオツだ。

1. ディナーで提供されるブラックアンガス熟成牛が収まるミートセラー。熟成庫はワインセラーの中に別にあるのだとか。30日以上熟成されたリブの肉塊は、深みのある赤で魅惑的。ランチでもアラカルトで注文できる
2. 総席数162席と広く、グループで来店しても安心。3〜11月頃まではテラスも利用でき、東京タワーや、六本木さくら坂の桜も望める