御菓子司 文銭堂本舗(新橋)
創業1948(昭和23)年の「御菓子司 文銭堂本舗」は、看板商品「文銭最中」が人気を博し、屋号にまでなったという逸話を持つ老舗だ。
戦後の新橋は花街で、和菓子は主に料亭や芸者衆に販売していた。芸者たちは、江戸時代に京都の大仏を溶かして造られた貨幣“文銭”をお守り代わりにしていたため、それをモチーフにした最中を初代が考案したという。
品があるからと、小ぶりながら厚さは4cmほどある。皮そのものも厚目で、中には餡がぎっしり。裏も焼くことで薫り高い香ばしさを出した。餡は鹿の子と皮むき餡を和えて炊いたものと、白餡に刻み栗を和えたものの2種類。小豆の豆感がハッキリ分かる味わいは粒餡とは全く異なって独特。1粒より多くと刻んで入れた栗のゴロゴロした感じもいい。
新橋駅に近い立地や早い開店時間から、取引先へと向かう営業マンや出勤前にオヤツを買うワーカーで朝が意外に混雑。連休前も来店者が増えるが、丁寧ながらもテンポの良い接客で並ぶことはないという。
名称 | 御菓子司 文銭堂本舗 新橋店 |
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所在地 | 港区新橋3-6-14 |
電話番号 | 03-3591-4441 |
営業時間 |
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定休日 | 日祝 ※物日(節句など行事のある日)は営業 |
公式サイト | https://bunsendohompo.com/ |
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