黒豆茶を使った創作菓子が注目を浴びる、京都の菓子司「寛永堂」。2009年に東京1号店を青山にオープン。現在は都内に7店舗を構える。

夏に人気の「黒豆茶ぜりぃ」は、寒天と自家焙煎の黒豆で淹れたお茶で仕立てる“和”のゼリー。ほのかな甘みをお茶の香ばしさが引き立てる、大人好みの味わいだ。特筆すべきはふっくら炊かれた黒豆の存在。むちむちの食感と豆の濃厚な風味が、あっさりしたゼリーにアクセントを与える。清々しい後口とともに、琥珀色の品良い姿も涼やかさを呼ぶ。

商品企画を担当する女性専務が「健康によい黒豆をうちのお菓子にとりいれられないか」と提案したのが黒豆茶シリーズの始まりとか。ほかに、黒豆茶の水羊羹や黒豆と竹炭を練りこんだ煎餅など新感覚の和菓子を発表している。

1. ファン急増中の「まろのおみた」はみたらし団子の“逆”をいく餅菓子。一口サイズのお餅をほお張ると、中から甘辛なみたらしダレがとろ〜り。価格も手ごろなので“オフィスのおやつ”に買う人もいるとか。12個入り 税込702円
2. 「寛永堂」の菓子作りに欠かせない黒豆茶も店頭に並ぶ。黒豆の一大産地、丹波の自社工場で直火培煎されたお茶は、かすかな甘味と豊かな香ばしさが持ち味。来店時にサービスされるお茶で、その味わいを確かめてみて（黒豆茶2袋入り 税込1,031円）
3. 青山一丁目駅1番出口から徒歩2分。アクセスの良さと長めの営業時間から、近隣ワーカーに重宝されている