京都にある創業1872（明治4）年の老舗菓子店、石田老舗が1999（平成11）年に開業させたシュークリーム専門店「クレーム デ ラ クレーム」。毎日オーブンで焼き上げる形も味わいもさまざまな6種類のシューはどれも魅惑的。

薄雪のように散る粉砂糖と薄い皮が、はんなりした雰囲気。クレーム デ ラ クレームを冠した看板商品は完全オリジナルだ。厚さ1mmの皮は、型に生地を塗ったものを50分間低温で焼き上げたもの。型抜きは1つずつ手作業のため、六本木店では1日50個限定となっている。クリームもカスタード、生クリーム、メレンゲを組み合わせた独自配合で、総工程2時間半もかかる。

皮はクレープのような食感。クリームもリッチな口当たりながらメレンゲ効果で後口は軽い。皮が薄い分、ほぼクリームを食べる形になるがパクパク食べ進められる。下のスポンジもちょうど良い塩梅。ふわりとした甘さが口に広がる。
　予約・取り置き不可（ほかの商品は可能）のため、毎日14時頃には完売してしまう。入手には開店直後を狙いたい。

1. 瑞穂のカスタードシュークリーム（税込291円）は一番人気。京都丹波の瑞穂卵を使った濃厚なカスタードは、甘さもコクも際立って強い。変わり種は、バトンシュー京の白味噌（税込388円）。京都の雑煮をイメージし、白味噌風味のクリームと粟麩を詰めた。モチッとした食感と酒粕のような微かな風味がある
2. 帰省土産などに人気のシュクレ（税込226円）。バニラにはキャラメル、ショコラにはビターチョコが詰まったプチシューがフィナンシェの上にのる。バター風味の生地とシューの甘さが相乗効果で小ぶりでも食べがいあり！
3. 焼き菓子のギフトボックスは種類豊富。京野菜や白味噌を使ったGateau de 京野菜（税込216円）は法人利用が多いという。Madoca（税込194円）は自家製カスタードを加えたマドレーヌで、コクのある味わいが特長