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港区の達人が教える“喜ばれる”手土産、贈り物などセンスがキラリと光る逸品をeHills Clubがセレクトしてご紹介!

「ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木」の焼き菓子

ビスキュイ・サシェ、フィナンシェ・オ・グリュエ、ケーク・トゥ・ショコ、クッキー・オートミール&ショコラ、サブレ・オ・ザマンド

焼き菓子詰め合わせ 5個入り 2,800円(3個入り 1,600円、10個入り 5,000円、18個入り 8,000円)
※賞味期限 製造日から21日
※写真は、手前左から時計回りにビスキュイ・サシェ、フィナンシェ・オ・グリュエ、ケーク・トゥ・ショコ、クッキー・オートミール&ショコラ、サブレ・オ・ザマンド
※価格はすべて税抜

六本木けやき坂通りの中ほどにある「ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木」。ヨーロッパ各地に3つ星レストランを持つフレンチの巨匠アラン・デュカス氏が手掛けるチョコレート工房の日本2号店だ。「ベージュ アラン・デュカス 東京」でシェフ・パティシエを務めたジュリアン・キンツラー氏がエグゼクティブシェフ・ショコラティエとして腕を振るい、定番のボンボン・ショコラやタブレットに加えて、日本限定で焼き菓子やフォンダン・ショコラ・カフェを考案。焼き菓子は、その希少性から手土産で人気だ。

©Pierre Monetta©Pierre Monetta
(右)世界各地で活躍するアラン・デュカス氏、(左)日本橋の東京工房と六本木店を率いるジュリアン・キンツラー氏

1Fがブティック、2Fはサロンで、どちらも落ち着いた内装ながら、大きな窓から木々の緑が見える明るい雰囲気。ディスプレイされたアンティークの椅子やライトは、アラン・デュカス氏自らが選んだものなのだとか。
 ショップでは、主力商品のボンボン・ショコラ全16種、タブレット全32種を中心に、ドラジェ、ロック、フリュイ・コンフィ、ショコラバー、スプレッド、フォンダン・ショコラ・カフェ、焼き菓子などが並ぶ。ギフトで人気なのは、ボンボン・ショコラ詰め合わせ15個入り(税抜5,600円)。1種類のカカオ豆で産地の特徴を表したガナッシュ・オリジン、フランボワーズなどフレーバーを楽しむガナッシュ・グルマンド、ナッツの風味を楽しむプラリネ・ア・ランシエンヌの3種類のボンボン・ショコラが混ざっていて、コクや食感の違いが楽しめる。プチギフトや自分へのご褒美には、タブレットのマンディアン オ・レ45%やマンディアン ノワール75%も好評。タブレットにナッツやフルーツのコンフィがトッピングされたもので、その組み合わせが癖になるのだとか。

東京工房ともども内装はフランスの建築家集団・シグーが担当。正統派の中に機能美が光るデザインを追求

海外初出店として日本橋に店を構える同ブランドのショコラ工房。カカオ豆は、アラン・デュカスと、本国のシェフ・ショコラティエであるニコラ・ベルジェが各国の産地に出向いて品質や個性を見極め、選別している。味わいの肝となる焙煎からクーベルチュールになるまでの工程は、本国で一貫して製造。その後、東京の工房でショコラティエが一つひとつ手作りで商品化していく。質の高い味を保つ一方で、ショコラが持つ官能的な味わいの表現はジュリアン氏の技と感性によるところが大きい。「チョコレートの楽しみ方はワインと似ていて、品種や産地によって酸味、渋み、フローラル、フルーティなど多様な味わいが生まれます。昨今はカカオ含有率が注目されがちですが、産地やフレーバーの違いで同じボンボン・ショコラでも味わいが大きく変わることにお客様は驚かれますね」と、ブティックマネージャーの平倉千夏氏。同ブランドのカカオ含有率は、主に45%と75%で、100%と85%は1種類ずつ。焙煎や練り方に工夫を加えたペルー産の100%は、香りが豊かで苦味が強すぎない所が魅力。また、コンチングという滑らかさを出すために必要な練りの工程を外した“ノン・コンシェ”という商品もあるとか。カカオ豆の細かなざらつきが食感のアクセントになり、摩擦熱で変化が出る前の本来の香りが楽しめるのだという。

©Pierre Monetta©Pierre Monetta
中央のショーケースにボンボンショコラ、壁沿いにタブレットやドラジェ、スプレッドなどが並ぶ

焼き菓子詰め合わせは、ビジネスでも人気。「贈りもの文化のある日本に合わせて開発された商品なので、やはりよく出ます。個包装で分けやすい点、夏場に持ち歩く際に保冷を気にしないで済む点が便利なようです」と、平倉氏。3個、5個、10個入りがあり、よく出るのは5個入りと10個入り。5個入りにボンボン・ショコラやタブレットを合わせて、5,000円前後のギフトにするケースも多い。
 ペルー、マダガスカル、エクアドル、サントメの各産地のカカオ豆をブレンドしたアラン・デュカス ブレンドのショコラを使用し、全5種類。ケーク・トゥ・ショコは、カカオ豆を砕いた状態であるカカオニブをアクセントに、食べた時に広がるショコラの味わいがポイント。甘さは控えめだが、具材がギュッと詰まった生地とコクが満足感を高めてくれる。同じくカカオニブをアクセントにしたフィナンシェ・オ・グリュエも秀逸。こちらのカカオニブはかなり細かく、微かなカリカリ感が食味に軽さをプラス。ふんわりした生地も印象的だ。クッキー オートミール&ショコラは、口の中でホロホロと崩れていく中にチョコチップのコクと甘味の強いレーズンの風味が重なり、重層的でまろやかな味わいに。サブレ・オ・ザマンドは、ローストしたアーモンドのザクザクした食感が際立ち、ビスキュイ・サシェは、しっとりした味が楽しめるという。

目でも舌でも楽しめる斬新なショコラデザートが魅力の「ル・サロン」

2Fの「ル・サロン」では、その場ならではの味わいが楽しめるオリジナルデザートを提供。食感と温度の組み合わせなども追求し、軽さのある味わいは年配の男性客にも好評だ。中でも、卵白を使ったムースに花びらのようなスライスチョコが盛られたムース・オ・ショコラ(税抜1,600円)や、軽さを出したカカオのパイ生地にカスタードとショコラを混ぜたクリームが挟まったミルフィーユ・トゥ・ショコ(税抜1,700円)は、定番メニューで変わらぬ人気がある。店内24席、テラス2席と比較的コンパクトで、ティータイムの14:00〜16:00頃はやや混み合うが、じっくりこだわりのデザートと向き合える時間は至福のひとときだ。
 1Fブティックで丁寧な説明を聞きながら、カカオ豆の奥深い味わいを感じたり、大切な人への贈り物を探したり、取引先への手土産を選ぶ。自分にご褒美をあげるなら、2Fのサロンで上質なスイーツを楽しむ。多様な使い方が楽しめるハイクラスの店舗だ。

ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木
店舗外観
港区六本木6-12-2 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
03-5775-1185
11:00〜21:00(L.O. 20:30)
定休日 無休
webサイト
2018年8月取材/2018年9月更新