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INTERFACE −写真家・東松照明を見る−

INTERFACE −写真家・東松照明を見る−
フジフイルム スクエア(赤坂9-7-3 東京ミッドタウン1F)

2017/7/11(火)
 「戦後写真の巨人」と称される東松照明(とうまつ・しょうめい)の写真展が開催中。彼の作品を語る上でキーワードになるのが、タイトルにもなっている「インターフェイス」。二つの領域が接する境界・界面を意味する言葉で、今展ではその意識が顕著に表れた「プラスチックス」シリーズと「インターフェイス」シリーズを二期に分けて展示する。

 第一部のプラスチックシリーズは、1986年に心臓のバイパス手術を受けた後に移住した、千葉県の九十九里浜で撮影されたもので、海岸に漂着したプラスチックの残骸が黒い砂浜とのコントラストで映える印象的な作品だ。陸と海、生と死、過去と未来など、そこには数々のインターフェイスが介在し、真上から凝視するような構図からそれに向き合おうとする写真家の決意のようなものが感じ取れる。また、第二部のインターフェイスシリーズでは、潮の満ち引きで生まれる陸と海の生態系を俯瞰した、鮮烈な写真が鑑賞できる。どちらのシリーズも、まとめて展示されるのは珍しい貴重な写真展だ。

 今回は特別に、東松照明の等身大パネルも展示されこちらは自由に撮影可能。また、7月29日と9月2日には、東松照明の妻である東松泰子氏による無料のギャラリートークも開催される。

第一部は8月14日(月)まで、第二部は8月15日(火)〜9月30日(土)。会期中無休。時間は10:00〜19:00。