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内海聖史 mimic paintings

内海聖史 mimic paintings

六本木ヒルズ A/Dギャラリー

2017/12/15(金)  ギャラリーを埋めつくさんばかりの巨大ペインティングに度肝を抜かれる、内海聖史(うちうみさとし)の個展が本日よりスタート。

 “絵画”というと、壁にかけられた四角い枠を頭に思い浮かべるが、内海は「絵画はどこまで自由になれるのか。そして、絵画を“物質”と位置づけ、空間全体を作品にする」という興味から、展示コンセプトの模型を作りこの圧倒的な空間を完成させた。波打つ形状は、壁にかけられた絵画が持つ“軽さ”と、物質が持つ“重さ”の両方を併せ持ち、柔らかいドットのペインティングの重なりが、鑑賞者との気持ち良い距離感を生み出している。

 一方、この波の後ろを振り返ると、形の異なる台形の絵画4つが目に入る。実はそれぞれ山と舟を模しており、空間全体で葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」になっている事に気づく。これは内海が今展で挑戦した「絵画を擬態する絵画」であり、鑑賞者は一気に波間に没入する体験を味わう事になる。

 ギャラリー全体を絵画に見立てた壮大な展示は必見だ。写真は作家の内海聖史さん。

会期は2018年1月14日(日)まで。会期中無休。時間は12:00〜20:00。