現在ペロタン東京では、革新的なアーティストとして、海外の著名美術館や国際展にも招待される加藤泉（かとういずみ）の、リトグラフ作品を2週間限定で展示・販売中。

 ペインティング、彫刻、ソフトビニールなど、これまでも様々なメディアに挑戦してきた加藤が、2016年から取り組むリトグラフは、パリの由緒ある工房「Idem Paris」で制作されたもので、今展では10点が展示されている。
 奇妙な表情をした男女両性的ともいえる生き物、そして誇張された人間の姿…一度見ると忘れられないこれらのモチーフが、リトグラフの味のある摺りと細部の描写で艶めかしい生命力を湛える。
 Idem Parisならではの技術の高さを伺わせる作品としては、工房にある最大の石板を使った「無題 15, I」があげられる。かつてはピカソやシャガールと制作を行なっていた技術の高い職人たちと、加藤の厳しい判断のもとに誕生した、生命の脈動を感じて取ってほしい。

 販売は各作品3点ずつ合計30点のみ（既に完売作品も有り）。加藤の他作品に比べると比較的手に入りやすい価格なので、この機会をお見逃しなく。

会期は12月28日（木）まで。日月祝休。時間は11:00〜19:00。