PIETER VERMEERSCH 展

ペロタン東京(六本木6-6-9 ピラミデ1F)

  • 2018/7/11(水)
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PIETER VERMEERSCH 展

 ベルギー人アーティスト、ピーター・ヴェルメッシュによる日本初の個展が「ペロタン東京」にて本日よりスタート。初といっても、2016年の茨城県北芸術祭に出品された、自然の中にまるで一本の線が引かれたように見える作品で記憶している方も多いのではないだろうか。

 本展は3部で構成されており、どれも時間と空間の関係性や境界を実験的に探る試みがなされている。
 スクエアのキャンバスの左半分は人間よりはるかに長い時間を結晶化させた大理石、そして右半分は、その確固たる物質性を消すために施された、写真を元にしたオイルペインティング。「この全く違う性質の二つが合わさる事により、それぞれが対話を始めるのだ」と作家は言う。
 また、ギャラリーのガラス張りの外装に加えられた絵画的インスタレーションは、室内に届く作品の反射から、外と内の関係性に思いを巡らせるポイントにもなっている。

 オープン初日の内覧会には本人が登場し作品を解説。「ハイパーリアリスティックアーティストとして、全て現実のものから抽象画を描く」という言葉が印象的だった。

会期は9月12日(水)まで。日月祝休。時間は11:00〜19:00。

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