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架菜梨案 絵画展「虹の架かる庭」

架菜梨案 絵画展「虹の架かる庭」
禪フォトギャラリー(六本木6-6-9 ピラミデ2F)

2018/7/24(火)
 現在パリで活動するアーティスト架菜梨案(カナリア)の個展が、禪フォトギャラリーで開催中。これまでの油彩画に加え、昨年から取り組んでいるセラミックの立体作品やアニメーション作品も展示され、作家のさらなる展開を予感させる内容になっている。

 独特の淡い色彩と自由な筆致で、自身の思い描くユートピアを表現してきた架菜梨案。人間や動物などの境を超え、全てのものに愛しさや価値を見出すという元来の考え方に、今展では、LGBTの象徴であるレインボーをモチーフに加えることで、作品のメッセージ性が自然な形で強まっているように感じる。

 また、今展の作品は、ところどころ欠けたような余白の表現が特徴的だが、これはイタリア旅行の際に出会った修道院や教会のフレスコ画が、経年劣化で剥落している様子に美しさを感じ、自身の作品にも取り入れたのだとか。余白にはどういう世界があったのか、想像を膨らませながら鑑賞するのも面白い。

 写真は「今後は、平面以外のメディアをさらに使って、表現を広げていきたい」と語る作家の架菜梨案さん。

会期は8月4日(土)まで。日月祝休。時間は12:00〜19:00。