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クリス・ヒュン・シンカン「陽のあたる日常」

クリス・ヒュン・シンカン「陽のあたる日常」
OTA FINE ARTS(六本木6-6-9 ピラミデ3F)

2019/2/13(水)
 1991年生まれとまだ若手ながら、すでに故郷の香港では人気が高い作家クリス・ヒュン・シンカンの日本初個展が「OTA FINE ARTS」で開催中。

 ヒュンがこれまで一貫して取り組んできたのは、おもに自身の家族や身の回りの風景を描くことだ。妻、飼い犬、子どもが登場する部屋の中には、家具や植物、おもちゃがヒュンの記憶を頼りにペイントされている。画面全体からどこかおぼろげな雰囲気を感じるのは、水墨画の影響を受けた余白の絶妙なバランスによるところが大きい。さらに、彼の記憶の中にある時間・見る角度・光の差し方などを一つの画面に落とし込むことにより、いくつもレイヤーが重なったような、非日常の日常が生まれている。

 展覧会初日までには全作品が売約済みになったというほど、日本での注目度も高い作家なだけに、初個展はぜひ押さえておきたい。

会期は3月9日(土)まで。日月祝休。時間は11:00〜19:00。