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バスキア展 メイド・イン・ジャパン

バスキア展 メイド・イン・ジャパン
森アーツセンターギャラリー

2019/9/20(金)
 20世紀美術最大の巨匠の一人と謳われ、現在その作品はアメリカ人芸術家で最も高値で取引されるというジャン=ミシェル・バスキアの、日本初となる本格的な展覧会が開幕。
 27歳というあまりにも早すぎる死ゆえに、活動期間はわずか10年と短かったが、凝縮された彼の人生そのものがスパークするような作品群は、言葉では表現できない圧倒的な力強さで鑑賞者に迫る。

 本展で特に注目したいのが、タイトル「メイド・イン・ジャパン」にもあるように、バスキアと日本との繋がり。1982年に初来日し、当時のバブル景気前夜の空気感を「Yen」マークで表現したり、来日前から好きだったというSONYのウォークマンや鉄人28号など、日本カルチャーを描き込んだ作品も多数存在することに驚かされる。また、本展では、日本の多くの公立美術館所蔵の作品も一堂に会しているが、これらはほとんどが、現在のように価格が高騰する前に各美術館が購入したもので、実は日本は先見の明がある「バスキア大国」なのだとか。

 ノートの切れ端への素朴なドローイングや道端の扉に描かれたグラフィティ、ZOZOの前澤前社長が落札したことで日本でも有名になった青いドクロの作品、彼の頭の中を全て吐露したような晩年の複雑な絵画まで、バスキアの作品は世代・人種を問わず、深く感情に訴えかける普遍的な魅力に溢れている。

 チケットは若干割高だが、来場者全員へ音声ガイドが無料貸出しされるほか、2度目の鑑賞が無料になる対象日が設定されたりと、十分に満足できる特別キャンペーンも実施中だ。

【会期】9月21日(土)〜11月17日(日)
【休館日】9月24日
【時間】10:00〜20:00(9月25・26日、10月21日は17:00まで)
Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York