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生け花×現代アート「曲げる」展

生け花×現代アート「曲げる」展
カナダ大使館 高円宮記念ギャラリー(赤坂7-3-38)

2019/12/12(木)
 カナダ大使館の高円宮記念ギャラリーにて、日本の生け花から影響を受けた外国人アーティストによる現代美術の展覧会が開催。

 参加作家は、エリザベス・ベリヴォー、エベリナ・スコロンスカ、ジャスティン・ワドル、ジョン・ササキ、セリア・ペリン・シダラスの5人。それぞれ、ファウンド・オブジェクトや自然物を再構成・転用し、季節、変化、時間、持続可能性を巡る環境への意識を織り込んだ作品に昇華している。そして、多彩な表現の中に、日本的な“引き算の美学”や“間”を感じられるのも面白い。
 タイトルの「曲げる」は生花では「ためる」といわれ、茎や枝を完全に折れないように意図的に曲げることで、それによって全体として生け花がいきいきと見える。それは花材同士の関係、また花材と外部の世界との関係が変化するからで、「曲げる」ことによってその内部にある本質が明らかになるのだ。その視点で展示を見ると、アートと生け花双方に同様のアプローチがあることに気づく。

 日加修好90周年という記念の年を締めくくるに相応しい、グローバルな視点で日本の美意識を再解釈した展示だ。

【会期】12月12日(木)〜2020年4月3日(金)
【休館日】土日、12月24日〜1月3日、他大使館休館日
【時間】10:00〜17:30
※予約不要。入館時、政府発行の写真付き身分証提示・手荷物検査有り。