古典×現代2020―時空を超える日本のアート

国立新美術館 ※臨時休館中

  • 2020/4/14(火)
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古典×現代2020―時空を超える日本のアート

 江戸時代以前の巨匠たちの絵画や仏像、陶芸や刀剣の名品を、現代を生きる8人の作家の作品と対になるよう組み合わせ、時空を超えた日本美術の魅力を探る展覧会が実現。

 最初の展示室では、江戸時代の禅僧・仙高ニ、もの派を牽引する菅木志雄の組み合わせ。両者はともに「絶対」と「執着」を否定し新たな世界を志向する「空」の思想を持ち、その精神が「円」をキーワードに空間に展開する。また、建築家の田根剛は、日光・月光菩薩像にふさわしい光のインスタレーションを試み、芸術家の鴻池朋子は、動物の皮を繋ぎ合わせた緞帳と刀剣の組み合わせから、根源的なエネルギーを炙り出すという、意外性のある考察を提示。一方、しりあがり寿による葛飾北斎の《冨嶽三十六景》のパロディは、北斎が思わず苦笑いしそうな振り切った“遊び”が痛快だ。新旧アートの時代を超えた対話を存分に楽しみたい。

 また、臨時休館中の現在も、展覧会HPにて展示風景を特別公開中なので、一足先にオンラインで鑑賞してみては。

>>古典×現代2020―時空を超える日本のアート
【会期】開幕日未定〜6月1日(月) ※開幕日は国立新美術館および展覧会HPで要確認
【休館日】火曜(5月5日は開館)、5月7日
【時間】10:00〜18:00(金・土曜は20:00まで)

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