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クリエイティブディレクター佐藤可士和、30年の活動の全貌「佐藤可士和展」

クリエイティブディレクター佐藤可士和、30年の活動の全貌「佐藤可士和展」

国立新美術館

2021/2/4(木)  国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、セブン-イレブンのブランドクリエイティブディレクション、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなどで知られる、日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和(さとうかしわ)の、過去最大規模の個展が開幕した。

 展示は、佐藤が小学5年生の時に制作したコラージュ作品《宇宙》や、1989年の博報堂入社当時、初めてコンピュータでデザインした作品《6 ICONS》からスタート。
 そして次のセクションでは、1990年代後半から2000年代にかけて手がけた主要プロジェクトから、ビルボード、連貼りポスターなど屋外広告の傑作を、発表時のダイナミックなスケールで展示。当時の広告展開といえば、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4大メディアだったが、人々の目に触れるもの全てをメディアととらえた佐藤の提示は、広告戦略そのものを刷新する大きな力を持っていたことが分かる。
 続いての展示室には、日本人なら誰もが目にしたことがあるであろう、有名企業の巨大ロゴが並んだ圧巻のインスタレーションが待ち受けている。企業理念や商品の価値など、目に見えないものを鮮やかに可視化する、簡潔明瞭な造形と色彩の的確さを、ここでは感じられるだろう。前述の屋外広告とロゴの展示室など、数か所は写真撮影が可能だ。
 さらに、佐藤のアイコンである「LINES」と「FLOW」の対比的なインスタレーション、実際に購入できる「UT STORE」の国立新美術館バージョンなど、入口からショップまで、全てを佐藤自身がディレクションした、会場全体が「作品」のような展覧会になっている。

【会期】2月3日(水)〜5月10日(月)
【休館日】火曜(2月23日、5月4日は開館)、2月24日
【時間】10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで) ※変更になる場合あり