国立新美術館で、コロナ禍をテーマにした大型インスタレーションが期間限定公開

国立新美術館 1F中央インフォメーション

  • 2021/8/18(水)
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国立新美術館で、コロナ禍をテーマにした大型インスタレーションが期間限定公開

 国立新美術館で、ロンドンを拠点に活動する建築家ユニットPAN- PROJECTSが手がける大型インスタレーション《The Matter of Facts》が、期間限定で公開中。

 本作は、東京都内の公共機関や商業施設で発行された広報物、とりわけコロナ禍で中止・延期となったイベントなどの印刷物を素材として用い、「都市の記憶」として再提示し、国立新美術館の1F中央インフォメーションカウンターと一体化させた大型インスタレーションだ。
 不確かな情報が渦巻き捉えどころのない不安が支配する現在の世の中で、「今我々にできることは事実を事実として認識することのできる事実のみを拾い集め、その行為を通して我々の現在地を把握し直すことではないか」と提示するPAN- PROJECTSの2人。本作を通して、事実や事柄(=facts)の伝達手段であり、かつ痕跡でもある大量の印刷物を集積させることで、コロナ禍の「都市の記憶」を留め、私たちが生きる「現在地」を新たに捉えようと試みる。

 作品は、国立新美術館の開館時間内で、いつでも無料で鑑賞でき、撮影も可能。

【期間】8月11日(水)〜12月20日(月)
【休館日】火曜(ただし11月23日は開館)
【時間】開館時間に準ずる
【画像】PAN- PROJECTS 《The Matter of Facts》ミクストメディア 2021年 国立新美術館展示風景/構造設計 富岡庸平 藤本貴之/照明デザイン ライティング ルーツ ファクトリー株式会社

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