CALM & PUNK GALLERY(西麻布1-15-15)
東京で活動するBIEN、DIEGO、RUSSELL MAURICEの3人は、グラフィティを背景に「コミック・アブストラクション(漫画における抽象表現主義)」を実践する作家たち。共通する美学を多く持つ彼らの待望の初合同展が、CALM & PUNK GALLERYで開催中だ。
今回の展覧会では、「AFTER APOX.(黙示録以降)」をテーマに、人類がいなくなった後の世界で無生物や植物たちはどのように振舞うのかを、ギャラリー史上最大サイズから最小作品までを含むさまざまな立体作品で表現。
終末世界と聞くと、何か混沌とした状況を想像してしまうが、会場はいたって平和。作品展示台やフレーム、大きな壁、朽ち果てた木などが、自由に“立ったり座ったり”、時には“いびきをかいて眠ったり”、はたまた1本だけ残った根を頼りに“歩き回ったり”と、人間のいない世界を楽しそうに謳歌している。また、作家が実際に家の近所で見つけた自然物や小物、そして蟻たちも、知らぬうちに会場に入り込み、自由気ままな場所で過ごしている。
言葉だけだと、ギャラリーで何が起きているのか分かりづらいので、実際に鑑賞することをぜひオススメしたい。きっと、こんな終末世界なら悪くないとニッコリするはずだ。
【会期】8月28日(土)〜9月12日(日)
【休廊日】日月火祝(9月12日は開廊)
【時間】13:00〜19:00
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