11:30の開店前から店の前に人が並ぶ、西麻布の人気店『三河屋』。
「もたれ知らず」と評判の揚げ物メニューと、あったかなサービスで多くの常連客を魅了する。この店、揚げ物用のラード油からマヨネーズに至るまで、毎日手作りしているというから、並んででも食べたい気持ちも納得。
初めてなら、“ぞっこん”のファンが多いというコロッケとメンチの両方を欲張れる「ミックス定食」から。揚げ物は “肝っ玉母さん”キクさんの手作り。「コロッケは芋の味が命よ!水分を飛ばして、ホクホクに仕上げるのがコツね。メンチは繋ぎなしでよく練って、肉厚にまとめてじっくり揚げるとジューシーになるの」。
“卵型”のコロッケは、サクッと極軽い歯ざわり。主役の芋は、冬は北海道産、夏は静岡産と使い分け。鶏モモと豚バラを使った、大ぶりのメンチを一口かじれば、甘〜い肉汁が溢れ出す!
「好き嫌いはないのー?」元気なキクさんの声とともに、チキンかつ一切れをオマケでチョイと乗せてもらえる、きっぷの良さにも魅かれ、ファンは増えるばかり。
「手作りならではの味で、お客さんに喜んでもらうのがなにより嬉しい」と、毎朝5時からの仕込みに、夫婦息を合わせて精を出す。この人柄と味が人を呼び、店前の行列は、今では界隈で馴染みの光景。平成2年に精肉店からトンカツ屋に転向して以来、「お陰さまで、暇だった日は一日もない」のだとか!
(2004.1.19現在) |