六本木ヒルズのウェストウォーク6Fにある「パーク6 パワード バイ ボンドルフィ ボンカフェ」。ワーカーサポートをコンセプトに時間課金制のワークスペースも併設し、仕事場所を求める人にも満足できる空間になっている。あちこちに植栽が置かれた店内は自然と寛ぎモードに。男女問わず20〜50代の幅広いワーカーに支持されている。

手前がカフェフロア、奥がワークラウンジとなっている。カフェは窓から外光が入り、植栽も相まって明るく爽やか。回転イスのカウンター、ポップなハイスツールが並ぶ丸テーブル、スタンドライトの付いたソファ席、木製の肘掛け椅子が並ぶ大テーブルと、席によって雰囲気が異なるのが楽しい。丸テーブル席を除いた16席には電源が設置されており、PCを持ち込んでの作業やスマホの充電も可能だ。
 一方のワークラウンジは、木製のインテリア主体で落ち着いたイメージ。座席は、カウンター、ソファ、大テーブルなどの「オープンデスク」、パーテーションで仕切られた「ソロワークブース」、個室仕様の「コンセントレーションブース」、マッサージチェアが置かれた「リラクゼーションブース」、最大12人まで利用できる「会議室」の5種類が用意されている。予約はwebで2週間前から1時間単位で行えるため、思い立った時やスキマ時間に気軽に利用できる点が特徴だ。もちろん、直接来店した場合も空席があれば利用可能。全席に電源を設置し、高速Wifi も完備。意外なことに通話も可能で自由に話せる。「働き方が多様化し、訪問先との打ち合わせ前後のちょっと空いた時間を有効に活用したいというニーズが増えています。ここは、都度利用で会員登録も必要ないため、フレキシブルに利用できます。」と、店長の榎亮一氏は話す。

六本木ヒルズ内に勤めるワーカーはもちろん、企業を訪問したビジネスマン、近隣ワーカーなどが来店。打ち合わせや作業だけに留まらず、語学レッスンなども行われているとか。本棚には雑誌やビジネス書、絵本、新聞などが並び、自由に閲覧できる。ドリンクも決められたメニューの中なら飲み放題で、同店自慢のコーヒーを飲みながら仕事ができる点も魅力的だ。また、ゆとりのある座席配置や、資料が置けるデスクの広さも意識したという。

もちろん、ローマの老舗ロースターが手掛けるコーヒーは本格派。濃厚なエスプレッソを一杯ずつ丁寧に抽出する。オープンから11：00までのモーニングでは、パン、スープ、ドリンクにコールドプレスジュースが付くセットが人気。ビーツ、ケール、小松菜、リンゴなど3〜4種類の季節野菜を加え、ヘルシーで飲みやすい味にファンが増えつつあるとか。また同日内であれば、レシート提示でエスプレッソを使ったドリンクが半額になるサービスも行っており、好評だ。
 　ランチは、日替わり、本日のパスタプレート、パーク6イタリアンカレー、サラダボウルプレートの4種類からチョイス。玉ねぎを刻む所から約8時間かけて作るカレーは、冷凍食品などを使ったカフェ飯の概念を良い意味で覆す味わいとか。化学調味料を使用せず、パスタやトマトソースはイタリアの老舗メーカーのものを使用するなど、随所にこだわりが光る。
 仕事の合間の小休止やランチだけでなく、会議、イベント、マッサージチェアでリラックスタイムなど、多様な使い方ができる新しい形態のカフェに注目だ。