世界でも珍しい写真と映像に関する専門美術館
東京都写真美術館
1Fメインエントランスへと続く外壁には、ロベール・ドアノー、ロバート・キャパ、植田正治の3人のフォトグラファーによる代表作が並ぶ。館内には、ワークショップなどを行うスタジオやミュージアム・ショップ、カフェも併設
恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館。1995年、国内初の写真と映像の専門美術館として開館し、約33,000点以上の作品を収蔵している。
展示室は、地下1F、2F、3Fの3か所。作品保護の観点から常設展はないものの、異なるテーマで企画展やコレクション展を開催。その数は年間で約20本にもなり、新進気鋭の作家やベテランの個展はもとより、都市などのテーマ別、写真史を切り口にしたものなど、多彩なアプローチで作品を鑑賞できる。
映像作品は、190席に車いす席を完備した1Fのホールで上映。プレミア作品、展示に合わせた独自企画、ドキュメンタリー、映画祭まで、幅広いラインナップだ。美術館らしい通好みな作品を楽しんだり、イベントに参加して業界の動きを感じるのも楽しい。
その他の施設も充実。4Fの図書室には、写真集や展覧会のカタログなどの図書約4万冊と、約1,700タイトルの雑誌がそろう。収蔵作品は、4Fと3Fに設置された情報検索システムで詳細をチェックできる。一息入れたいときは、1Fのカフェへ。恵比寿で人気の「メゾン・イチ」が美術館に初出店。天然酵母から作るパンや自家製スープ、季節のスイーツなどが味わえる。
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2、3F展示室は多彩な展示ができるホワイトキューブ、地下1F展示室は映像やパフォーミング・アーツなどにも対応可能 | 1Fホールでは、昔の名作、ドキュメンタリー、アート系シネマなど厳選された作品を上映 | 4Fの図書室。収蔵作品の検索のほか、展覧会カタログ、写真や映像に関する図書などの閲覧が可能 | 2Fミュージアム・ショップ「ナディッフ バイテン」。写真・映像関連書籍・古書に加え、オリジナルグッズなども扱う |
東京都写真美術館(恵比寿)
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2016年9月取材/2016年10月更新
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