トランスフォーマー/リベンジ

マイケル・ベイ×スティーブン・スピルバーグ
シリーズ第2弾では世界を舞台に一大バトルが勃発。
パワーアップした迫力映像で惹きつけるアクション大作

  • 2009/06/12
  • イベント
  • シネマ
トランスフォーマー/リベンジ©2008 DreamWorks LLC and Paramount Pictures. All Rights Reserved.

’07年に全世界で7億800万ドルの興行収入を記録したヒット作のシリーズ第2弾。前作に引き続き、出演はシャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、そして監督はマイケル・ベイ、製作総指揮にスティーブン・スピルバーグの強力タッグ。青年たちを巻き込みながら、宇宙からやってきた変身するロボット(トランスフォーマー)たちが激しいバトルを展開。さらにパワーアップしたVFXや新たに仲間入りしたトランスフォーマーたちの活躍が楽しめる、大がかりなアクションエンタテインメントである。

正義のロボット“オートボット”たちがサムやミカエラたちとともに、地球侵略を目論む悪のロボットら“ディセプティコン”を倒してから2年。テロ的に暴れるディセプティコンの残党に対抗し、米政府は兵士たちとオートボットで編成した精鋭部隊NESTを組織。日々、世界中で鎮圧活動を行っている。一方サムは、新たにスタートする大学生活やミカエラとの遠距離恋愛など、いち青年として平凡でも充実した日々を過ごしていた。が、2年前に着ていた服に紛れていた “キューブ(ロボットたちのエネルギーの源にもなる謎の物質)”の欠片に触れてしまったことから、サムの頭の中には意味不明なサインが何度も何度も強烈に浮かぶようになる。

トランスフォーマー/リベンジ

ヘタレの少年サムがオートロボットのリーダー、オプティマスらとともに闘い、勇気とセクシーなガールフレンドを手に入れた前作。第1弾は最初の作品として、誰が敵で誰か味方か? 目的は? 日常生活にある普通のものが変身する驚きや新鮮さ、というドキドキワクワク感があったものの、概要が知られている今回は、物語としてはごくシンプル。脚本は『スタートレック』のロベルト・オーチー&アレックス・カーツマンのコンビと、トランスフォーマーのファンというエーレン・クルーガーが担当。“帝国の逆襲”ふうのイメージや、トランスフォーマーたちの起源が神話的に織り込まれつつも、物語性よりロボットのスペックやアクションが全面に押し出された、ややマニア向けの仕上がりだ。

本作のトランスフォーマーたちは、前作の5倍を超える60体以上のキャラクターが登場。イエローのスポーツカー、カマロから変身して、サムのボディガードを務めるバンブルビーはもちろん、双子で合体してアイスクリーム屋のミニトラックになったり2台のコンパクトカーに変身したりするスキッズ&マッドフラップ、バイク型など新キャラたちも大いに活躍。そもそも“トランスフォーマー”のオリジナルは、日本で’85年にタカラトミーが発売したロボット玩具。本作に登場するキャラたちも5月末からタカラトミーより発売されているそうだ。

トランスフォーマー/リベンジ

サム役は、’08年の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』『イーグル・アイ』など話題作の出演が続くラブーフが好演。スピルバーグのお墨付きである彼は、コメディ俳優としてTVで活躍していただけあって、コミカルもシリアスもアクションもイケる若手の有望株として、今回も期待に応えている。ミカエラ役は、アメリカの男性誌『FHM』で“世界一のセクシー美女”に選ばれたフォックスがホットに表現。最初の登場シーンで、停車中のバイクに意味もなくセクシーポーズで乗っかっているお約束な感じとか、お笑いスレスレのやりすぎ感も面白くて好い。前作に引き続き、兵士役でジョシュ・デュアメルやタイリース・ギブソン、もとセクター7のメンバー、ジョン・タトゥーロも出演している。

ミーガン・フォックス、シャイア・ラブーフ

制作費は前作を上回る2億ドル以上、アメリカのみならず、パリ、ロンドン、上海、ヨルダン、エジプトで撮影し、世界を舞台にした一大バトルが繰り広げられるアクション大作。全米公開6月24日に先立って、オリジナルの生まれた地である日本で6月20日より先行公開。そのため完成披露試写にいろいろが間に合わなかったのか、リリース資料には物語の概要とキャスト&スタッフ紹介のみ。この記事でも情報が少なめであることは、どうかご容赦を。鑑賞の際は悪酔い防止のために、後方の席がイチ押し。ベイ監督曰く「前作以上に絶対に誰も見たことがない映画になる」という迫力映像は、劇場でご確認あれ!

作品データ

トランスフォーマー/リベンジ
公開 2009年6月19日先行公開
2009年6月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国拡大ロードショー
制作年/制作国 2009年 アメリカ
上映時間 2:30
配給 パラマウント ピクチャーズ ジャパン
監督 マイケル・ベイ
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
脚本 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
アーレン・クルーガー
出演 シャイア・ラブーフ
ミーガン・フォックス
ジョン・ヴォイト
ジョン・タトゥーロ
ジョシュ・デュアメル
タイリース・ギブソン
レイン・ウィルソン
イザベル・ルーカス
:あつた美希
ライター:あつた美希/Miki Atsuta フリーライター、アロマコーディネーター、クレイセラピスト インストラクター/インタビュー記事、映画コメント、カルチャー全般のレビューなどを執筆。1996年から女性誌を中心に活動し、これまでに取材した人数は600人以上。近年は2015〜2018年に『25ans』にてカルチャーページを、2015〜2019年にフレグランスジャーナル社『アロマトピア』にて“シネマ・アロマ”を、2016〜2018年にプレジデント社『プレジデントウーマン』にてカルチャーページ「大人のスキマ時間」を連載。2018年よりハースト婦人画報社の季刊誌『リシェス』の“LIFESTYLE - NEWS”にてカルチャーを連載中。
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