沖縄県出身で現在はベルリンなどを拠点に国際的に活躍するアーティスト、照屋勇賢。紙袋などの見慣れた素材や日用品を用いながら、沖縄の歴史や在沖米軍問題への視点、社会における権力匂配や支配のシステムといったテーマで作品を制作している。本展では、伝統技法である紅型に沖縄の日常生活を象徴する既製品の図像を用いた《朱の鳥、紅の空》(2010)と、資本主義的な交渉によって相手の土地を奪っていくゲームをモチーフとした「モノポリー」シリーズの新作を紹介する。 時間:11:00〜20:00/料金:無料/問合せ:03-6406-6875 [画像]照屋勇賢 個展「NEVER END」展示風景/Photo by Jun Yokoyama >>照屋勇賢個展「NEVER END」
場所:art cruise gallery by baycrew’s(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3F SELECT BY BAYCREW’S内)
1950年代、ニューヨークがアートの中心地となる中、その潮流に背を向け、街中の色彩や詩情に満ちた小さな断片を写し取っていたソール・ライター。ファッション・フォトグラファーとして活動しつつも、50代で表舞台から姿を消し、自らの美意識に従って静かに生きたライターは、2006年に刊行された写真集『Early Color』により「カラー写真のパイオニア」として再評価される。2014年に設立されたソール・ライター財団は、大量の未整理カラーポジのアーカイブ化を進め、2023年にはライターの生誕100年を記念して未公開作品約150点が公開された。本展では、ソール・ライター財団監修のもと、新たにプリントした作品44点を日本で初めて展示する。 時間:11:00〜20:00(入場は閉郎30分前まで)/休廊日:不定休/料金:無料 >>ソール・ライター「Beauty in the Overlooked Ordinary」
アメリカを拠点とするアーティスト、ビバリー・フィッシュマンの日本初個展「Quality of Life」が、KOTARO NUKAGAで開催される。病気や治療、それに伴う政治やビジネスを抽象的な表現で探求し、現代社会における個人の自律性や高齢化社会の課題、東洋医学の影響を受けた「生活の質」をテーマに制作を行っているフィッシュマン。本展では、社会システムと個人の自律性のバランス、芸術の役割などを問う作品群が展示され、鑑賞者に「生活の質」について再考を促す。 時間:11:00〜18:00/休廊日:日月祝、12月27日〜1月6日/料金:無料/問合せ:03-6721-1180 >>Quality of Life