ベルリンを拠点とする建築家・アーティストのコレクティブ、ラウムラボア・ベルリン。ドイツ語で「空間実験室」を意味するラウムラボアは、制約に満ちた現代都市で、誰もが参加できる身体的アプローチにより、柔軟で余白のある交流の空間をつくり続けてきた。本展に先駆け、東京湾で行われたバージ船での舞台パフォーマンスでは、空気で膨らませるダンネージバッグ(輸送用緩衝材)や日本で出合った竹などを組み合わせにより、身体性と都市とを直結させ、人々の対話のみならず、海上利用の可能性に一石を投じた。本展では、「in the Flow of Making」という副題の通り、ワークショップで使用した資材が形を変えて引き継がれるほか、ワークショップの記録や水の循環、ラウムラボア・ベルリンの思い描く水辺の世界を紹介する。 >>ラウムラボア・ベルリン展:Water Works - in the Flow of Making
英国ロンドンを拠点に、「Art for All(すべての人にアートを)」を追求するギルバート&ジョージの活動を紹介する展覧会が、国立新美術館で開催される。日本では30年ぶりの大規模個展となる本展では、自らを「生きる彫刻」と称し、全身に多彩色メタリックの顔料を塗りテーブル上でミュージック・ホールの定番曲を歌って踊る傑作《歌う彫刻》の映像から、宗教やセクシャリティ、都市生活などをテーマにした近年の巨大な写真シリーズ「ピクチャーズ」までを一挙に紹介。また、1970年代の来日時の活動を示す貴重な写真や映像も展示予定。二人が出会った1967年から60年を迎える2027年の記念すべき節目に、そのユニークで真摯、されど挑発的なアートの全貌に迫る。 >>ギルバート&ジョージ展