「具体」−ニッポンの前衛 18年の軌跡

高度成長期に隆盛した美術グループ「具体」の活動をトータルで振り返る!

抽象美術の先駆者であった吉原治良をリーダーに、若い前衛美術家たちが結成したグループ「具体美術協会(具体)」。その1954〜72年までの18年間の全活動を包括的に振り返る回顧展は、都内では初となります。

グループ名の由来は「我々の精神が自由であるという証を具体的に提示したい」との思いを表しています。リーダーの吉原は、「これまでになかったものを作れ」と厳しくメンバーに指示しました。公園、舞台、空中を使う展覧会なども開催し、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と生み出しました。彼らの奇抜で斬新な創作物は、当時の国内ではほとんど注目されませんでしたが、海外で高い評価を受けて1950年代後半から欧米の美術界で広く知られるようになりました。

今展覧会では、特にチャレンジ精神やエネルギーにあふれる39人の作家の作品150点をピックアップ。中には、欧米の美術館から半世紀ぶりに里帰りする作品や第1回具体美術展を収めた映像の初公開などもあり、見どころは満載。結成から解散まで時系列に沿って鑑賞できます。

吉原治良《黒地に赤い円》
1965年アクリル・布 181.5×227.0cm
兵庫県立美術館蔵
村上三郎 《作品》 1958年
油彩・布 184.1×146.0cm
北九州市立美術館蔵
松谷武判 《WORK'65》 1965年
ビニール・布 182.2×142.6cm
兵庫県立美術館蔵
開催概要
会期 2012年7月4日(水) 〜 9月10日(月)
休館日 毎週火曜日
時間 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
港区六本木7-22-2  
観覧料 一般1,000円、大学生500円
公式サイト https://www.nact.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2012年6月更新