Chardin シャルダン展―静寂の巨匠

セザンヌにも影響を与えた静物・風俗画巨匠の日本初個展 全38作品はルーブル美術館名誉館長の監修

フランスを代表する静物・風俗画の巨匠で、18世紀に活躍したジャン・シメオン・シャルダン(1699-1779)に焦点を当てた日本初の個展です。

1699年に生まれたシャルダンは画家を志し、アカデミーに入会。国王ルイ15世からルーブル宮内の官舎に住むことを許され、名誉を手にしましたが、晩年に眼の病気から油絵が描けなくなり、パステル画に転向。1779年のサロンに出品したのを最後に亡くなります。

今回の展覧会は、ルーブル美術館名誉館長のピエール・ローザンベール氏が作品を選定。晩年の最高傑作である《木いちごの籠》、唯一の花の絵《カーネーションの花瓶》の2枚の日本初公開作品を筆頭に、ルイ15世に献呈した《食前の祈り》、厨房を描いた《肉のある食事》など、ブルジョワジーの日常生活の瞬間を描いた秀作ばかりを集めたのが特徴です。

没後忘れ去られていましたが、19世紀に再評価が進み、ミレー、マネ、セザンヌなどの多くの画家に影響を与えました。この機会に、日常の光景を詩的で静謐な空間に切り取った独自の視点、後世の画家たちとの接点などを探してみてはいかがでしょうか?

ジャン・シメオン・シャルダン 《木いちごの籠》
1760年頃 油彩、画布、38×46cm 個人蔵
©RMN-GP / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF- DNPartcom
ジャン・シメオン・シャルダン 《配膳室のテーブル》
1756年 油彩、画布、38×46cm カルカッソンヌ美術館蔵
©RMN-GP / Jean Schormans / distributed by AMF- DNPartcom
ジャン・シメオン・シャルダン 《ビリヤードの勝負》
1725年頃 油彩、画布、55×82.5cm パリ、カルナヴァレ美術館蔵
©RMN-GP / Jean Schormans / distributed by AMF- DNPartcom
ジャン・シメオン・シャルダン 《食前の祈り》
1740年頃 油彩、画布、49.5×41cm パリ、ルーヴル美術館蔵
©RMN-GP (Musée du Louvre) / Franck Raux / distributed by AMF- DNPartcom
開催概要
会期 2012年9月8日(土) 〜 2013年1月6日(日)
休館日 月曜日 ※祝日の場合は翌日 (ただし12月25日は開館)
12月29日〜1月1日
時間 木・金・土10:00〜20:00/火・水・日・祝10:00〜18:00  
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 三菱一号館美術館
千代田区丸の内2-6-2 
入館料 一般 1,500円、高大生1,000円、小中生500円
公式サイト https://mimt.jp
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2012年9月更新