モローとルオー −聖なるものの継承と変容−

師モローと弟子ルオーを繋ぐ絆と芸術性を紐解く

フランス象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モローと、20世紀最大の宗教画家と呼ばれるジョルジュ・ルオー。緊密な師弟関係でも知られる二人の芸術世界と交流に着目したユニークな視点の展覧会です。

パリの国立美術学校で教鞭をとっていたモローは、色彩の創造力を伝えて、生徒一人ひとりの資質を開発していきます。教え子の中には、マティス、マルケなど多くの野獣派の画家もいました。その中で、一番の愛弟子となったのが、ルオーです。色彩の解放、美しい材質感などの絵画技法を熱心に指導しただけでなく、健康上の助言や悩み事の相談などにも書簡などで助言を与えました。遺言でモロー美術館の初代館長にルオーを任命。館長として師の家に移り住んだルオーは独自の芸術世界を展開していきます。

ギュスターヴ・モロー美術館の館長が監修した会場は、二人の交流を物語る油彩、水彩、デッサン、往復書簡などで構成。モロー晩年の抽象画的作品やルオーの美術学校時代の大作《石臼をまわすサムソン》、ルオーの風景画の傑作《夜の風景または作業場での乱闘》や《キリスト教的夜景》など、25点以上が日本初公開作品です。

ギュスターヴ・モロー 《パルクと死の天使》
    1890年頃 ギュスターヴ・モロー美術館
©RMN-GP/René-Gabriel Ojéda/distributed by AMF
ギュスターヴ・モロー 《ユピテルとセメレ》
ギュスターヴ・モロー美術館
©RMN-GP/René-Gabriel Ojéda/distributed by AMF
ジョルジュ・ルオー 《我らがジャンヌ》
1948-1949年 個人蔵、パリ
ジョルジュ・ルオー 《キリスト教的夜景》
    1952年 ポンピドゥーセンター国立近代美術館蔵
©Centre Pompidou, MNAM-CCI, Dist. RMN-GP/Philippe Migeat/distributed by AMF
開催概要
会期 2013年9月7日(土) 〜 12月10日(火)
休館日 水曜日
時間 10:00〜18:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 パナソニック 汐留ミュージアム
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F 
入館料 一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中高生500円
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年8月更新