Drinking Glass―酒器のある情景

神へ捧ぐ、結婚を誓う…取り巻く情景から掘り起こすガラス酒器の魅力

グラス、杯、ゴブレットなど、さまざまな種類があるガラス酒器。それらが使われる局面に着目し、情景に相応しい酒器を古今東西交えて紹介する展覧会です。

艶やかさと透明性が魅力なガラス。当初は不透明でしたが、紀元前8世紀以降の技術革新により透明化していきます。ガラス内、さらにはその向こうの景色も楽しめるようになり、世界各地でワインやビールを飲むための酒器として利用が拡大しました。その用途は多様で、神などへの儀式に捧ぐ杯、結婚や忠誠を誓う盃、自らの地位や権力を周囲に促す豪華なゴブレットなど、情景が生まれる際の象徴的な役割も果たしています。

会場では、酒器を使う主な情景として、「捧ぐ」、「語らう」、「誓う」、「促す」、「祝い、集い、もてなし、愉しむ」といった生活シーンをピックアップ。「捧ぐ」では、古代エジプトのコアガラス脚付杯やカットガラス碗など、「語らう」では、東地中海沿岸地域のリブ装飾碗など、「誓う」では、フリーメーソン文ゴブレットなどを展示。紀元前14世紀から今にいたる約180件の作品が一堂に会します。

リブ装飾碗 東地中海沿岸地域 紀元前1-後1世紀
サントリー美術館蔵(辻清明コレクション) 撮影:木奥惠三
フリーメーソン文ゴブレット イギリス 1868年
高畑美術工芸館蔵 撮影:名鏡勝朗<
神聖ローマ帝国選帝侯文フンペン
ドイツ 1606年
石川県立美術館蔵
徳利・二段重・小皿入り提重 日本 18世紀
瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館蔵 撮影:上野則宏
鳥動物文ティアードゴブレット ボヘミア 18世紀
サントリー美術館蔵 撮影:小嶋宏和
コアガラス脚付杯 エジプト 紀元前14世紀
MIHO MUSEUM蔵 撮影:山崎兼慈
開催概要
会期 2013年9月11日(水) 〜 11月10日(日)
休館日 火曜日
時間 10:00〜18:00(金・土、9月15日、9月22日、10月13日、11月3日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 サントリー美術館
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階  
入館料 一般1,300円、高大生1,000円
公式サイト http://suntory.jp/SMA/
問合せ 03-3479-8600
2013年8月更新