笑う浮世絵−戯画と国芳一門

知的なものから脱力系まで!江戸の“笑い”が詰まった浮世絵が大集結!

美人画や風景画が知られた浮世絵の中で、異色を放つ笑いがテーマの作品を集めた展覧会です。現代の日本人にとっての「笑い」の源流とも言える江戸の笑いが楽しめます。

江戸時代の人々は、元来お笑い好き。歌舞伎、落語などの演芸、文学といった分野では、粋な笑いが追求されていました。江戸時代後期には、歌川国芳を中心にユーモアに満ちた作品が増えていきます。猫、タヌキ、鳥、カメ、おもちゃなどを次々と擬人化し、歌舞伎役者や旅人にもっともらしく描かれている作品群はどれもクスリと笑ってしまうものばかり。

歌川国芳の『ほうづきつくし 五條のはし』では、五条橋の弁慶と牛若丸の決闘がほおずき人間で描かれています。歌川広重の『即興かけほしづくし ふじの山/即興図両づくし らんかんぎぼし』では、複雑なポーズをとる人が障子越しだと富士山などを表している影絵に変わります。このほかにも、絵の中に漢字が分解されて描かれていたり、ダジャレでタイトルがついていたり、見ながらニヤリとしてしまうに違いありません。

そのほか、国芳の作品で有名な猫の戯画も展示されます。猫が毬遊びをしたり、集まって鰹になるなど、可愛らしい描写に癒されること請け合いです。

歌川国芳「道外 とうもろこし 石橋の所作事」(個人蔵)後期展示
歌川国芳「人かたまつて人になる」(個人蔵)前期展示
菊川英山「江戸の花役者ひいき 尾上賀朝」(太田記念美術館蔵)
歌川国芳「流行猫の曲鞠」(個人蔵) 前期展示
歌川芳藤「小猫をあつめ大猫とする」(個人蔵)前期展示
開催概要
会期 2013年10月1日(火) 〜 11月26日(火)
前期:10月1日(火) 〜 10月27日(日)
後期:11月1日(金) 〜 11月26日(火)
※前後期で展示替え
休館日 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館
10月29日(火)、10月30日(水)、10月31日(木)
時間 10:30〜17:30 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 太田記念美術館
渋谷区神宮前1-10-10  
入館料 一般 1,000円、高大生 700円
公式サイト http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年8月更新