クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に 印象派を超えて―点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで

印象派から点描画、新印象派、抽象画へ続く色彩の変遷を追う

フィンセント・ファン・ゴッホ 《自画像》
1887年 油彩/厚紙 32.8×24.0cm
クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands

スーラ、ファン・ゴッホ、モンドリアンを中心としたフランス、オランダ、ベルギーの画家たちに焦点をあてた展覧会です。

19世紀後半からヨーロッパ絵画に表れ始めたピサロ、モネ、シスレーらに代表される印象派。絵の具をパレット上で混ぜずに、細かい筆致で画面を覆うことで、見る人の網膜上で色が混ざって見える原理を利用した技法は筆触分割と呼ばれました。その技法をさらに一歩進め、科学的な知識をもとに色を小さな点に分解して描く点描技法を生み出したのがスーラです。シニャックとともに新印象派と呼ばれた彼らはファン・ゴッホにも影響を与えました。点描のカラフルな色から原色と無彩色に限定して、面を形として捉えた抽象画を描いたのがモンドリアンです。フランスで生まれた絵画技法は、革新的な技法が隆盛しやすかったベルギーやオランダに流布していき、ファン・レイセルベルヘやヴァン・ド・ヴェルドらに大きな影響を与えました。

会場では、ファン・ゴッホのコレクションで有名なオランダのクレラー=ミュラー美術館の特別協力のもと、油彩画、水彩画、素描など約90点の作品を展示。絵画の一番の魅力とも言える色彩の輝きを新たな目で捉えなおします。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《種まく人》
1888年 油彩/カンヴァス 64.2×80.3cm
クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands
ジョルジュ・スーラ 《ポール=アン=ベッサンの日曜日》
1888年 油彩/カンヴァス 66.0×82.0cm
クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands
ポール・シニャック 《ダイニングルーム、音楽作品152》
1886-1887年 油彩/カンヴァス 89.5×116.5cm
クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands
ピート・モンドリアン 《コンポジション No.U》
1913年 油彩/カンヴァス 88.0×115.0cm
クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands
開催概要
会期 2013年10月4日(金) 〜 12月23日(月・祝)
休館日 火曜日
時間 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
港区六本木7-22-2 
入館料 一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円
公式サイト https://www.nact.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2013年8月更新