全国の国分寺を研究した住田博士と当時の鉄道事情を知る
奈良時代に聖武天皇による「国分寺建立の詔」によって全国に建立された国分寺をクローズアップし、明治生まれの研究者、住田正一博士の研究記録と当時の鉄道事情を紹介する企画展です。
729〜749年まで続いた天平年間は、災害の発生や天然痘の流行によって社会が混乱しました。そこで、当時在位していた聖武天皇は仏教に深く帰依し、741(天平13)年に「国分寺建立の詔」を出しました。各国に七重塔のある国分僧寺と国分尼寺を1つずつ設置し、大和国の東大寺・法華寺は総本山となりましたが、律令制の終焉とともに多くが荒廃していきます。
海事史・法制史学者として知られる故住田正一(1893〜1968)は、古瓦の研究にも力を入れ、九州から東北まで全国の国分寺を訪れて調査を実施。各国分寺で古瓦を蒐集して、日本一のコレクションを築きました。
会場では、全国の国分寺を紹介し、各地の古瓦も展示します。また、蒐集した明治から昭和にかけての鉄道事情にも触れ、当時を包括的に学べる内容となっています。
展覧会名 | 第33回企画展 国分寺物語 諸国国分寺を巡る旅―住田コレクションを中心として― |
---|---|
会期 | 2013年12月10日(火)〜2014年3月23日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館、年末年始(12月29日〜1月3日) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の15分前まで |
会場 | 旧新橋停車場 鉄道歴史展示室 港区東新橋1-5-3 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/index.html |
問合せ | 03-3572-1872 |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。