日本仏教の聖地、高野山 1200年の歴史と仏教芸術に触れる
2015(平成27)年に開創1200年を迎える真言宗の総本山、高野山。節目を記念し、真言宗の開祖である空海ゆかりの品、唐でもらい受けた密教美術品、仏像、仏画などを一堂に公開する展覧会です。
797(延暦16)年、24歳の時に仏道に入った空海は、後に唐に留学。帰国後は、平安京に近い高雄山寺(現在の神護寺)などを拠点に密教を広め、勅許を得て高野山を真言密教の根本道場にします。その時、難しい密教の教えを絵画や彫刻で補完して伝えようと、唐から密教美術を導入したのが始まりです。後年、戦乱を避けて多くの宝物が持ち込まれたことにより、“山の正倉院”と称されるまでになりました。
本展では、3章に分かれて展示を構成。第1章では、空海の遺品や国宝《諸尊仏龕(しょそんぶつがん)》などの請来品を、第2章では、鎌倉時代に名を馳せた仏師 運慶による国宝《八大童子像》、快慶作の重要文化財《孔雀明王坐像》などの密教美術品を紹介します。第3章では、国宝《澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃(さわちどりらでんまきえこからびつ)》などの工芸品も展示され、幅広い宝物を体系的に鑑賞できます。
展覧会名 | 高野山開創1200年記念 高野山の名宝 |
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会期 | 2014年10月11日(土) 〜 12月7日(日) ※展示替えあり |
休館日 | 火曜日 |
時間 | 10:00〜18:00(金・土は20:00まで) ※10月12日、11月2日、11月23日は20:00まで ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | サントリー美術館 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,300円、高大生 1,000円 |
公式サイト | https://www.suntory.co.jp/sma/ |
問合せ | 03-3479-8600 |
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