日本国宝展

教科書に載っている国宝が集結! 信仰を背景に生み出された芸術

国宝 観音菩薩坐像(右)・勢至菩薩坐像(左)(阿弥陀如来および両脇侍のうち)平安時代・久安4年(1148) 京都・三千院蔵 画像提供:文化庁

美術的、歴史的に貴重な意義を有する文化財の中でも世界的に高い価値を持つ「国宝」を全国各地より集めて展示する貴重な企画展です。

1990年、2000年に続き、平成に入って3回目となる今回の国宝展では、“祈り”をテーマに、仏や神のために作られた絵画、彫刻、工芸、書籍、土偶や土器などを展示。信仰がどのような形を経て現代に至るのかを、国宝という事物を通して探っていきます。また、10月15日(水)〜11月3日(月・祝)の間のみ、正倉院宝物も11件特別出品されます。

第1章は仏教信仰で、来迎図の傑作《阿弥陀聖衆来迎図》や、優美な造形が特徴的な仏画《普賢菩薩像》などが展示されます。第2章は自然や精霊を神とする信仰から、土偶、銅鐸、甲冑、刀剣、神像などが集結。特に、縄文の女神、中空土偶、仮面の女神、合掌土偶、縄文のビーナスと呼ばれる5体の土偶が、期間限定ながら勢ぞろいするのは要注目です。第3章は史書や文書類。誰もが知る《金印》、雅な王朝世界を語る《寝覚物語絵巻》などを目の当たりにできます。第4章は中世から近世にかけての絵画、焼き物、衣装など、第5章は仏像と、実物の塔と同じ技法で組み上げられた五重小塔が登場します。

【国宝】元興寺極楽坊五重小塔 奈良時代・8世紀 奈良・元興寺蔵
【国宝】阿弥陀聖衆来迎図 平安時代・12世紀 和歌山・有志八幡講蔵 展示期間:11月11日〜12月7日
【国宝】土偶(合掌土偶) 縄文時代(後期)・前2000〜前1000年 青森県八戸市風張1遺跡出土 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館蔵
【国宝】黄色地鳳凰瑞雲霞文様紅型紋紗衣装(琉球国王尚家関係資料のうち) 第二尚氏時代・18〜19世紀
那覇市歴史博物館蔵 画像提供:文化庁 展示期間:11月11日〜12月7日
開催概要
会期 2014年10月15日(水) 〜12月7日(日)
休館日 月曜日(ただし11月3日・24日は開館、11月4日・25日は休館)
時間 9:30〜17:00(金曜および11月1日・2日は20:00まで、土日祝・休日は18:00まで)
※入場は閉室時間の30分前まで
会場 東京国立博物館 平成館
台東区上野公園13-9  
入場料 当日 一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円
公式サイト https://www.tnm.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2014年9月更新