桜餅、月見団子、ぜんざい、くず餅…和菓子の地域差を実物で実感!
虎屋に伝わる菓子の絵図帳や古文書、古器物などを保存している虎屋文庫の年に1度開かれる企画展です。
今年のテーマは“東西対決”。材料や形状など、関東と関西の和菓子の異なる点を本物の和菓子を展示しながら比較します。
多くの人が知る桜餅では、関東の小麦粉生地、関西のもち米を使った道明寺生地という2種類の素材を解説。どちらの生地を食べるかのアンケートも実施されます。月見団子も関東は白い丸形ですが、関西は里芋に似た形で餡をまとっており、実際に盛り付けた状態で比較できます。「ぜんざい」は関東では餅や蒸した粟などに汁気のない餡をかけたもの、関西では小豆の粒が入った汁粉を指します。そのほか、くず餅と葛餅、金太郎飴と福飴、柏餅と粽など、作り方が違ったり、同じ行事で異なる菓子が用意されるなど、地域差のある和菓子もクローズアップします。
会場には、東西の違いが特徴的な菓子約40点が実物で並ぶほか、菓子にまつわる錦絵、版本、動画なども展示。期間中の月曜日には、展示解説も実施される予定です。
展覧会名 | 甘い対決「和菓子の東西」展 |
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会期 | 2014年11月1日(土) 〜 11月30日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 | 10:00〜17:30 | 会場 | 虎屋 赤坂ギャラリー 港区赤坂4-9-22 虎屋ビル2F |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://www.toraya-group.co.jp/shops/shop-5 |
問合せ | 03-3408-2402(虎屋文庫) |
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