昭和の国民画家、東山魁夷の四季をテーマにした回顧展
日本の風景を詩情豊かに描いた日本画家、東山魁夷の没後15年を記念し、その足跡を師や仲間の作品とともに振り返る回顧展です。
風景画家から日本画の道に入った東山魁夷は、木の根をクローズアップさせたり、白い壁を描くなど、ユニークな構図と造形美で描き、新しい日本画を模索。日本各地だけでなくヨーロッパまで遍歴して描いた各地の景観は、淡いタッチと独特の情感にあふれ、多くの人の共感を得ました。昭和40年代には、東宮御所と皇居宮殿の壁画を制作。作家の川端康成の言葉をきっかけに着手した「京洛四季」の連作を手掛けた頃から、伝統的な表現へ回帰していきます。
皇居宮殿のために描かれた《朝明けの潮》を目にした山種美術館の山ア種二 初代館長は、宮殿の絵画を多くの人が鑑賞できるように同じ趣の作品制作を画家に直接依頼。魁夷の《満ち来る潮》が生まれました。
本展では、皇居宮殿ゆかりの絵画、日本各地の四季を描いた代表作を展示するほか、師の川合玉堂や結城素明、東京美術学校の同窓生である山田申吾や加藤栄三らの作品もあわせて展示され、幅広く鑑賞できるようになっています。
展覧会名 | 【特別展】没後15年記念 東山魁夷と日本の四季 |
---|---|
会期 | 2014年11月22日(土) 〜 2015年2月1日(日) ※会期中一部展示替えがあります 前期:11月22日(土)〜12月21日(日) 後期:12月23日(火・祝)〜2月1日(日) |
休館日 | 月曜日 (ただし11月24日、1月12日は開館)、 11月25日(火)、1月13日(火)、12月29日(月)〜1月2日(金) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 山種美術館 渋谷区広尾3-12-36 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,200円、高大生 900円 |
公式サイト | https://www.yamatane-museum.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。